ふたものだもの。(2024年5月8日)
倉庫とショールームの整理をしていたら、こんなに可愛いらしい落花生の形をした製品が出てきました。
\ パカッ /
実はこれ、蓋がついている入れ物なのです。いわゆる「ふたもの」という製品になります。最近はちょっと少なくなってきてしまいましたが、昔は蓋まで陶磁器で出来ているふたものが沢山ありました。お漬物やお惣菜などを入れて、ちょっと保管するのに便利だったんですね。
ちなみにこれはふたものはふたものでも、爪楊枝入れになります。試しに爪楊枝を入れてみましたが、なるほどピッタリです。
社長に聞いたら「もう何年も前の製品だよ~」との事。この落花生を知っている従業員もかなり少なく、つまりそれくらい昔の製品なのでした。当時は結構人気があったらしい。すごく可愛いので、この令和の時代に復活させる事はできないかしら?と考えたのですが、あまりにも古すぎてもう型が残っていない事と、ふたものは作るのがとても難しいとの事で、復活は断念せざるを得ませんでした。
蓋と身(本体)がピッタリとハマッてこその「ふたもの」なのです。
深山では鋳込み成形を主としているのですが、型を使えば使うほどに消費されていってしまうので、だんだん、本当にわずかな差ではありますが鋳込まれた製品のサイズがちょっとずつズレてきてしまうのですね。
という訳で、常に蓋がキッチリとしまるふたもの製品を作り続けるのはとってもとっても難しいので、残念ですがこの可愛いらしい落花生は深山本社のショールームにてご覧ください~。
商品戦略室
渡辺
商品戦略室
渡辺
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