sasasa(サササ)

 白磁土を薄く薄く作り込む。土をしっかりと焼き上げる。そして生まれる磁器の質感。その薄さゆえに、ほんのりと透け、その白い器体に障子越しの風景のように浮かびがるのは、約150年前、瑞浪市にあった里泉焼(りせんやき)が試みた銅板転写下絵付けから展開した『釉薬銅版下絵付け技法』による笹の絵柄。
 触れること、使うことで感じる懐かしい土の触感。