工場見学の予定が詰まっています(2023年9月22日)
久しぶりに、お客様をご案内する深山の工場見学に同行してきました。最近は現場がちょっと忙しかったので、そのお手伝いに行っていてなかなか現場から離れることが出来なかったのです。
今回は、商社にまだ入社したばかりで、ものづくりの現場をあまり見た事がないという社員さんが工場見学に来て下さいました。深山のほかにも、お取引先さんの工場をあちこち見学されているそうです。
ですが、鋳込み成形の現場は初めて見ます、ということでかなり楽しみにしてくださっていたそう。
昔に比べて、鋳込み成形をメインとしている窯元やメーカーはグッと減ったのではないでしょうか。ちゃんと調べたわけではないのですが、深山が1日に成形する個数の規模で鋳込み成形をメインにしている工場は日本でもかなり少ないと思います。
手づくり感あふれる工場ではありますが、実はスゴイんです。
圧力鋳込みがメインの山岡工場をあとにして、次は排泥鋳込みをメインとしている第2工場へやってきました。
こちらでは主に、土瓶やポット、花瓶などいわゆる袋物を成形しています。
圧力鋳込みよりも、どうしても1日に作れる個数に限りがあるので、常にフル稼働で忙しいです。
スペースの都合で、第2工場の片隅で圧力鋳込みもちょっとだけやっています。これは深山を代表するうつわ、kowake(コワケ)シリーズですね。
そして最後に本社工場へと移動してきました。山岡工場、第2工場から運ばれた素焼きをまずは裏印や加飾などを施して、施釉。釉薬のはがし、仕上げをしたあとに窯入れ。次の日には窯から出てくると、もう食器になっています。
深山のうつわができるまで、を、順を追って工場をめぐり見学して頂きました。じっくり時間をかけると、2時間コースとなってしまいますが、みなさん興味津々で職人さんにも質問をして下さったり、真剣に見学してくれたので2時間はあっという間だったなあ、と思います。
さて、来週からは毎年恒例の小学生の工場見学が始まります。そちらのレポートも楽しみに待っててくださいね。
商品戦略室
渡辺
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