うつわリポート

深山の開発担当者による、うつわ深堀り解説。普段は何気なく手に取るうつわにも、実はたくさんの技術やこだわりが詰め込まれています。もっとうつわのことが好きになったり、知りたくなったりするきっかけになればうれしいです。

うつわリポート「暮らしを楽しむ、道具としてのうつわ。」EP.6 likes(ライクス)

料理を盛り付けるだけではなく、道具として使える深山のうつわ。
深山食器店・うつわリポートのシリーズ連載、「暮らしを楽しむ、道具としてのうつわ。」と題して、ご紹介していきたいと思います。
第6回目は、likes(ライクス)です。
深山の製品にはマグカップやコーヒーブレイクを楽しむためのうつわが多数ありますが、このlikes(ライクス)は他のシリーズに比べて一体どこがどう違うのでしょうか?

その時々によって使い分けられる、3サイズのマグカップ

likes(ライクス)の特徴は、その時々によって選べる3サイズのマグカップ。一人でゆったりとくつろぎたい時にはたっぷりと入る360ccのリラックスマグを。友人とのお茶の時間には使い勝手のよい、いつもの240ccのデイリーマグで。お客様にお出しする時は程よい180ccのゲストマグ。
こんな風に、その時々にそれぞれの大きさのマグを使い分ける事ができるのです。

★リラックスマグ(360cc)

★デイリーマグ(240cc)

★ゲストマグ(180cc)

内側にはライン入り。

マグカップ以外の周辺アイテムも充実

お気に入りサイズのマグカップを選んだら、同じシリーズから他アイテムも選んで自由にコーディネイトすることが可能です。例えばトレイの上にマグカップを置いてソーサーの代わりに。空いたスペースにはお茶請けを置いてみたり、スプーンを置いてみたり。

トレイの上にはミルクポットとシュガーポットがちょうど並べられます。喫茶店でよく見かける組み合わせを、ご自宅のテーブルの上にも置いてみませんか?

トレイはちょっとした軽食を盛り付けるのにもちょうどよいサイズ感です。ホットドッグやサンドイッチなど、コーヒーに合わせてサクッと食事を済ませたい時に、お皿としてお使いください。

キャニスターも新たに仲間入りしました

likes(ライクス)発表当時にはなかったキャニスターが、深山食器店限定で新たに仲間入りです。コーヒー豆やお砂糖などを保管するのに最適なキャニスター。磁器で出来ているので、とっても衛生的です。
在庫限りでの販売となりますので、お早目にご注文くださいね。

コーヒーを楽しむための道具が、新たな役割を得て生まれ変わりました

likes(ライクス)が誕生してから、そろそろ10年を迎えようとしています。もともとはコーヒーを楽しむためのうつわとして誕生したシリーズですが、時代の流れとともに新たな役割を得て生まれ変わりました。
きっかけは、昨今のマグカップに比べてちょっとだけ重さがあった事と、その形状です。誕生した当時はそれほど気になりませんでしたが、最近では薄くて軽い食器の人気が高まりつつあります。
likes(ライクス)は厚みがあり丈夫なんですが、その分、重さもあるのですが…。コレはもしかして、何かに使えるのでは?という事で、試行錯誤の上なんとプラントポットに生まれ変わりました~!

★プラントポットL

通常、マグカップは製造過程において本体(身)にハンドル(取っ手)をつけるのですが、そのハンドルをつけないと植木鉢にそっくりなのです。そんな発見をきっかけにプラントポットに生まれ変わった訳なのですが、重さがあるので植物を入れてもバランスを崩して倒れたりしませんし、厚みがあって丈夫なので割れにくい。
おまけに、一般的によく出回っている3号ポットがスッポリと入るサイズ(これは全くの偶然なのですが)。せっかく生まれたうつわなのだから、長く愛されたいという想いを込めて、少しだけ形と使い方を変えて生まれ変わってもらう事にしたのでした。

Sikisai_Likesはこちらから

長く愛される、暮らしの道具として

もともとはコーヒーを楽しむためのうつわとして誕生したlikes(ライクス)ですが、コーヒーそのものというよりも、コーヒーを楽しむ時間のため、そんな時間を持てるような暮らしの道具として誕生したという背景もあります。マグカップはこの世の中に何百個、何千個とありますが、そんな中から「自分に合っているお気に入りのマグカップ」としてlikes(ライクス)を選んで頂きたいのです。

それはどうしてなのか?
お気に入りのうつわを使う事、選ぶ事で日々の暮らしにゆとりをもたらし、楽しい時間を過ごせるからです。そういう意味ではマグカップではなくプラントポットになったとしても、日々の生活に彩りを与えてくれるという点では意味は同じなのではないかなあ、と。あなたの日々の暮らしを支える、道具としてのうつわ。そんなうつわを深山はこれからも作り続けていきたいと思っています。

likes(ライクス)はこちらから

シリーズ連載「暮らしを楽しむ、道具としてのうつわ。」について

深山では日々、様々なうつわを製造しております。うつわと言えば、多くの方が料理を盛り付ける食器を主に思い浮かべることでしょう。ですが、深山のうつわの中には食器のようであって食器ではない、道具としてのうつわが数多く存在しています。
料理を盛り付ける以外の使い道がある事で、日々の暮らしが「ちょっと」楽しくなります。
いつまでも使い続けたい生活道具としてのうつわ、私たちの日常生活に溶け込むうつわ。そんな深山のうつわを、「暮らしを楽しむ、道具としてのうつわ。」シリーズとしてご紹介していきたいと思います。

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岐阜県瑞浪市。三市からなる美濃焼産地の中でも磁器、特に白磁の製造に特化したこの地区に深山はあります。
昭和中後期、世界の工場として欧米の洋食器ブランドの依頼に対し上質な白磁の洋食器を供給した時代に培われたものづくりの基礎。
私たちは、それら受け継いだものを基に、現代の暮らしに寄り添った丁寧な道具としての器を作っています。
製造や製品、使い勝手に関するお問い合わせなどございましたらお気軽にお問い合わせください。

Mizunami City, Gifu Prefecture.
Miyama is located in the Minoyaki producing area consists of three cities where porcelain, especially white porcelain is produced.
Foundation of manufacturing that was fostered during the middle and late period of Showa era when western style white porcelain tableware was provided, having received orders from the European and American tableware brand companies.
We are producing tableware as a gracious tool suitable for contemporary life associated with what we have inherited.
Please feel free to make inquiries to us about production, products and usability.

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