2022年12月

2022年12月の記事

大人の工場見学(2022年12月19日)

大人の工場見学(2022年12月19日)

大人の工場見学(2022年12月19日)

おはようございます。
深山がある岐阜県瑞浪市、めちゃめちゃ寒いです。朝、道路が凍っていなくてホッとしました。

さて、12月に入ってから続々といろんなお取引先さんが深山へ工場見学にいらっしゃってます。新しく何か製品を開発するにあたり、まずは深山のものづくりの工程をご覧頂こうということで、普段なかなか見る事ができない深山の工場の中を見学して頂いているのです。
こちらは深山の第2工場、排泥鋳込みを行っている工場になります。主に花瓶やポット、土瓶など、いわゆる「袋もの」を作っている工場ですね。オリジナルの茶器や酒器を作りたい、という方には第2工場をご覧頂く事が多いです。

大人の工場見学(2022年12月19日)

今、美濃地方でどれくらい残っているのかなあ…。排泥鋳込みができる工場ってずいぶんと減ってしまったそうですよ。
また、排泥鋳込みができる職人さんもそれに伴い減少してしまっているので、深山ではその技法を受け継いでもらうために、鋳込みができる職人さんを育てるため、入社後はつきっきりで先輩社員が指導するようにしております。

力仕事なので男性の職人さんが多いのですが、ポットの蓋など小さなものは女性の職人さんが作ってくれたりもします。時には男性の職人さんとペアになって、テキパキと仕事をこなしてくれるので本当にありがたいです。

大人の工場見学(2022年12月19日)

石膏型の中に残っている泥(陶磁器の原料となる土です)を排出している様子。だから、排泥鋳込み。
程よい水分量、固さ、厚みではないと良い形のうつわは生まれませんので、この技術を習得するまでにもかなりの時間がかかるのです。
私も新人時代に研修で第2工場にお世話になりましたが、ド素人すぎて排泥鋳込みはさせてもらえませんでした~(笑)。そりゃそうだ。仕上げ工程の研修をしつつ、横目でチラチラと鋳込みの様子を眺めていた事をふと思い出しました。

大人の方でも、目をキラキラさせて工場見学をされていきます。中には熱心にメモを取ってくださる方も。
師走の忙しい中、深山まで足を運んでいただきありがとうございました。

商品戦略室
渡辺

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