2023年03月

2023年3月の記事

丸重製紙さんに工場見学に行ってきました・03

丸重製紙さんに工場見学に行ってきました・03(2023年3月21日)

 丸重製紙さんに工場見学に行ってきました・03

岐阜県美濃市にある、丸重製紙さんの工場見学のレポート、いよいよ最終回となります。
丸重製紙さんの工場を出たあと、車で少し移動した場所にあるこんな施設を見学させて頂きました。

・NIPPONIA 美濃商家町
・Washi-nary
・GALLERY COLLAGE

 丸重製紙さんに工場見学に行ってきました・03

敷地の中にあった、立派な三椏(みつまた)です。三椏(みつまた)は和紙の原料のひとつとして知られているのですが、和紙にちなんで植えられているみたいです。訪問した時期はこんな姿をしていましたが、春になると白や黄色の可愛いらしい花をたくさんつけます。

 丸重製紙さんに工場見学に行ってきました・03

NIPPONIA 美濃商家町
美濃紙商を代表する「旧松久才治郎邸」を宿泊施設として再生。100年以上の歴史ある数寄屋風を配慮して作られた隠居家に宿泊することが出来ちゃうのです。こちらのYAMAJOU棟のほか、ペットと宿泊できるドッグラン付きのYAMASITI棟もあります。

 丸重製紙さんに工場見学に行ってきました・03

Washi-nary
YAMAJOU棟(旧松久才治郎邸)の敷地内にある、「和紙クリエイターによる、クリエイターのためのクリエイターズショップ」です。Washi-naryの由来は、ワインの世界を楽しむように和紙の世界を楽しんでいただけたらという想いから。
店内にはバリエーション豊かな和紙だけでなく、和紙のマスクや懐紙など様々な和紙グッズも取り揃えています。

 丸重製紙さんに工場見学に行ってきました・03

こちらは1Fの様子。
Washi-naryでは、そのすべての和紙を直接手に取って、それぞれの和紙の特徴を比較したりすることができるように、と、こんな風に和紙の見本がハンガーで吊るされていました。また、棚の引き出しには大きなサイズの和紙が収納されています。
観光客の方がお土産に買うほか、デザイナーや書家など様々な分野で活躍するクリエイターもこちらに足を運んで和紙を選んでいかれるそう。

 丸重製紙さんに工場見学に行ってきました・03

私もたくさんの和紙の中から…見つけました!
ふだん、深山で使用している銅版転写で使われている和紙はこちらの「銅版原紙 白」に絵柄がプリントされているものになります。そうそう、そうなのです。今回、美濃焼のメーカーである私たち・深山が、美濃和紙を製造している丸重製紙さんの工場を訪問するきっかけとなったのは、この和紙の存在があるからなのですね。

銅版転写に使われている美濃和紙は、ほどよい伸縮性と、ほどよい強さがないといけません。なぜなら水につけて絵柄を素焼きに写すからなのです。和紙を少しずつ伸ばすことで、立体的な面にも絵柄を写すことができます。
また、その時に少し和紙を引っ張る動作が入るのですが、その時に和紙が千切れてしまってはいけないのです。
いろいろと試した結果、銅版転写に適しているのは美濃和紙だ!という結論に辿り着いたのではないかなあ、と思います。

 丸重製紙さんに工場見学に行ってきました・03

2Fにはお土産になりそうな、美濃和紙の懐紙や文房具的なグッズなどが揃っていました。

 丸重製紙さんに工場見学に行ってきました・03

私のおすすめはこちらです(勝手に)!美濃和紙のマスキングテープ。
透かしの技術が取り入れられているので、定番の絵柄や図案であっても、どことなく奥行があって素敵なのです。

 丸重製紙さんに工場見学に行ってきました・03

最後に…。
丸重製紙さんに工場見学に行く前に、深山の工場見学にも来ていただいたのですが、その時に頂いたお土産の包装紙と菓子箱がとても素敵だったのでご紹介します。
このお菓子の包装に使われていた和紙が、実は丸重製紙さんの美濃和紙なんですって!透かし和紙を用いた素敵な包装紙でしたが、残念ながら私が写真を撮影する前に開封されていたので菓子箱の画像だけお届けいたします。
ちなみにお菓子もとてもおいしかったです(笑)。

同じ美濃地方でものづくりをしているというだけではなく、今回の丸重製紙さんの工場見学の前後では不思議と「美濃焼×美濃和紙」のつながりを感じる出来事が多かったです。
美濃和紙の灰を混ぜた釉薬・灰釉で焼き上げた美濃焼を見る機会があったり、展示会で見かけたとあるブースでは美濃和紙の灰を土に混ぜて、その土で美濃焼をつくるという試みをしている窯元に出会ったり。
まだまだ試験段階であったり、部分的なつながりでしかないのですが…。例えば、美濃和紙の灰を混ぜた土から素焼きをつくり、そこに銅版転写で絵柄をつけて、美濃和紙の灰釉をかけて焼き上げ、そうして作られた美濃焼のうつわを美濃和紙で包んで贈る、なんてちょっと面白くないですか?

業種や製造するものが異なっても、ものづくりに対する思いが同じであれば、何かを一緒に作り上げることって実はけっこう難しくないんじゃないかな、といろいろ勉強になった1日でした。
丸重製紙さん、工場の隅々まで見せて下さってありがとうございました。楽しかったです!

丸重製紙
https://www.marujyu-mino.com/

NIPPONIA 美濃商家町
https://nipponia-mino.jp/

Washi-nary
https://washinary.jp/

商品戦略室
渡辺

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