2024年03月

2024年03月の記事

フランス人の目線でセレクトされた日本のいいモノが集まるお店・CFOC(2024年3月11日)

久しぶりにパリのコンセプトショップ・CFOCさんからご注文が入ったので、急ピッチで土瓶やタンブラーを製造しております。過去にこちらのブログでもご紹介した事がありますが、改めて…。

CFOC(パリ)の釉薬銅版
https://miyama30.exblog.jp/22438449/

CFOCはフランス・パリにある老舗のコンセプトショップ(セレクトショップ)です。CFOCは「Compagnie Française de l’Orient et de la Chine」の略名であり、直訳すると「東洋と中国のフランス企業」という意味になります。
フランス人の目線でセレクトされた、日本をはじめとしたアジア方面のいいモノ、東洋のデザインのモノを集めている素敵なショップなのです。

深山の製品も2014年頃よりお取り扱い頂いております(あ!なんと今年で10周年!)。単純に日本製ならなんでもよい訳ではなく、工芸品としての意味合いが強いモノがよいとの事でしたので、深山が得意としている銅版転写をあしらった製品を中心にパリの店頭に並べて頂いているのです。
この土瓶は美しい白磁の本体に、蓋の部分にだけ白い絵柄の銅版転写が貼ってあるもの。よーく見ないとわからないのですが、そこがいいんだとか。

こちらのタンブラーにも同じ絵柄の銅版転写が貼ってあります。ちなみにこの形状はもともと深山の製品なのですが、日本国内では別の絵柄で販売をしております。CFOCさん向けに、当時共同で絵柄を作成しオリジナル製品として製造しているものなのです。

なので裏印もちゃんとCFOCです。フランスに行く機会があれば、ぜひパリの街角で深山の製品を見てきてくださ~い。私はいつになったら行けるのやら…パリ。

日本からフランスへ輸出をするという関係もあり、数カ月に1度のペースでまとめて大量にご注文を頂くケースが多いです。そのため、今うちの窯の中にはCFOCさんの製品がズラズラと…。
真っ白(に見える銅版転写)なうつわはとっても美しいのですが、その分、不良も発生しやすいので検品にも気を使ってしまいます。真っ白だからこそ目立ちやすいのです…。でもでも、海を渡った遠い地において、深山の製品を手にしてくださる方々のためにやはり良い製品、美しい製品をご提供したいので、今日も頑張って製造していきたいと思います。

CFOC(POPPY)
https://www.cfoc.fr/theiere/4200-6709-poppy-3701128511504.html

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本日、3月11日は東日本大震災が発生した日です。あれから13年が経過しました。深山がある岐阜県瑞浪市は、現地に比べればそこまで大きな影響はなかったのですが、それでもいつ・どこで・なにが起こるかわからないこの時代、決して他人事とは思えません。今は深山にいるけれど、当時は別の土地で震災を経験したという社員も多くおります。
特に今年は新年早々にも大きな地震がありましたので、今一度震災について考えた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。今ある日常を大切にしつつ、今できる事を精一杯頑張っていきたいなと思ってます。

商品戦略室
渡辺

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