先月頃から、深山に工場見学にいらっしゃるお客さんがグッと増えました。深山がある岐阜県瑞浪市は割と山の中で、冬の期間は雪が降ったり積もったりして交通の便が悪いのであんまりお客さんはいらっしゃいません（近場の人が多い）。
気温があがってくる3月頃から、少しずつ工場見学にいらっしゃるお客さんが増えてきます。

この日は深山にOEM製造のご注文を入れて下さっているお客様より、工場での製造風景を撮影したいというご依頼があり、工場見学＆撮影取材を行いました。こちらは深山で使用している釉薬のポリタンクの一部です。まだまだ、あります。
ズラリと並んでいるのが圧巻のようで、ここも撮影されました。私たちからすると、普段から見慣れている風景なので、わざわざ写真に撮って頂けるというのがなんだか不思議な気もします。

深山の本社工場にある巨大な窯。このうちのひとつを、早ければ今年中に修理を行う予定です。窯がないとなんにも焼き上げる事ができませんので、こまめにメンテナンスをしながら長く使っていきたいと思っています。

ところで、工場見学にいらっしゃるお客様は遠方の方が多いです。考えてみれば、そりゃそうだって感じなのですが。地元の人間にとっては美濃焼や窯元は子供の頃からあちこちにあって、何も珍しくはないので改まって工場見学をするという機会がないのかも知れません。私もそうでしたが、地元の子供たちは子供の頃に学校のプログラムの一環で一度はどこかの工場見学に行っているはず…。
国内はもちろん、時には海外からもお客さんが工場見学にいらっしゃいます。

深山の本社工場だけではなく、第2工場や山岡工場も見学して頂きました。時間との兼ね合いもあるのですが、本社工場で行っていない鋳込みという作業工程はこの2つの工場に行かなければ見る事ができません。

私たちにとってはなんて事のない、日常です。毎日、土と向き合い、窯と向き合っています。ですが、お客さんにとってはそれがとっても新鮮で興味深いようです。職人の説明を熱心に聞いて下さる姿を見ていると、嬉しくなりますね。

商品戦略室
渡辺

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