2022年11月

2022年11月の記事

大人も子供も使える、すくいやすい食器「SUQ(スクー)」ができるまで(2022年11月2日)

先日ご紹介した、大ナゴヤプロダクツさんが現在挑戦中のクラウドファンディング。

大人も子どももすくいやすい食器『SUQ(スクー)』を美濃焼でつくりたい
https://camp-fire.jp/projects/view/622438

深山は美濃焼のうつわ作りの部分でご協力させて頂いているのですが、今日は取材当日の裏話や、SUQ(スクー)が出来上がるまでについて、書いてみたいなと思います。

こちら、大ナゴヤプロダクツさんが取材で深山にいらっしゃった時の様子です。深山の本社工場、大きな窯の前で撮影中。
クラウドファンディングのページで使用するための写真を撮影されていました。

大ナゴヤツアーズではもちろん、美濃焼のうつわを作るにあたり、すでに何度も深山にいらっしゃっているので、「この窯の前に立ってくださ~い」と的確な指示を頂けました。できあがった写真は、さすが。しっかりと映えてます(笑)。

その後、深山の山岡工場へ移動。
今回なぜ深山がこのプロジェクトに協力することになったのかというと、深山では鋳込み成型から窯での焼成まで、すべての工程を自社でまかなう事ができるからなのです。つまり、「あったらいいな」をカタチにする、そんな美濃焼のうつわを深山では作ることができます。

この日、撮影用のサンプルのためにリムボウル小がいくつか製造されていました。型から出てきたばかりの器です。

そして、仕上げの工程へとまわされます。その器にピッタリなサイズに調整したろくろに乗せて、器の底の部分や側面、リムの部分などにデコボコがないかチェックをして、水を含ませたスポンジでキレイに、そして滑らかに仕上げを行います。
簡単そうに見えますが、実はけっこう難しいんですよ。
私も新人研修時代にお世話になった山岡工場ですが、毎日すごい数の器が生まれてくるので、次から次へとスポンジで仕上げていかなくてはならず、慣れるまで大変苦労しました。

この後、素焼きの窯で焼かれて素焼きになったら本社工場に移動し、施釉されて焼成、みなさんがよく目にする美濃焼のうつわとなります。

試作段階でのサンプル品の数々。
実は、一番最初に作成した器よりも、それぞれ微妙に進化を遂げています。焼き上がったあとに実際に使ってみて、「リムの幅はもう少し広いほうがいい」とか「高さはもう少し低めに」とか、みんなの意見をもとに少しずつ微調整をしていくのです。

そして、今回のポイントはなんといっても「色」です。
一般的に、子供用食器って可愛いらしい色、ポップなデザイン、キャラクターものが多いのです。それはそれで可愛いらしいのですが、お子さんが成長したら使う機会がグッと減ってしまいがち。また、お部屋のインテリアに合わなかったり、食器棚でもいまいち収まりが悪かったり、なんてことも。
そこで、子供が使いやすいのは大前提として、大人でも使える、大人でも使いたくなる美濃焼のうつわにしよう!ということで、あえてブラックやマットなカラーを採用しました。

深山の製品でも子供向け食器の取り扱いはありますが、まず、子供用食器に黒色を使うなんてことはありません(笑)。
なんとなく、黒色は子供っぽくないかな…と思っていたのですが、今回このプロジェクトを通じて「もしかして、それって思い込みだったのかな?」とハッとしました。

*****

そして、完成したサンプルの器を早速、小さなお子さんがいるご家庭で使って頂いたのですが。お子さんが食べている様子を撮影した動画を拝見したのですが、スパゲッティのソースが全くこぼれていない!普段はボロボロとこぼすのに、このリムの部分で受け止められるからちっともこぼれなかった、とのことでした。おおお…。
また、プラスチックの食器に比べて重さがあるので、ひっくり返すことがなくなったんだとか。以前、小さなお子さんをお持ちの方から「陶器は危ないから食器はプラスチックにしてる」と聞いたことがあったのですが、まさかの逆転の発想。
まずは使ってみないとわからないことばかりなんですねえ。

そんなこんなで、大人も子供も使える、すくいやすい食器「SUQ(スクー)」が無事に完成しました!

大人も子どももすくいやすい食器『SUQ(スクー)』を美濃焼でつくりたい
https://camp-fire.jp/projects/view/622438

クラウドファンディングでは、量産化に向けた製作費などの使い道や、リターン商品について詳細情報を公開しております。
お子さんが大きく育ったあとでも、いつまでも使い続けることができる美濃焼のうつわです。
子育て世代の方だけではなく、幅広い方々に知って頂ければな、と思いますので、ご興味があればシェアをどうぞよろしくお願いいたします。

商品戦略室
渡辺

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