月々特集8月「夏休みのブランチは親子で使える仕切り皿で…アニマルライフ」2024
animal life(アニマルライフ)とは
可愛いらしい動物の形をした仕切り皿、animal life(アニマルライフ)。
主に小さなお子様向け食器として人気を博しているシリーズですが、機能的な仕切り皿はとっても便利な食器。小さなお子様が使うだけではもったいない!という訳で、新たに「大人でも使える」ちょっとオシャレな仕切り皿を仲間入りさせようということで開発がスタートしました。
animal life(アニマルライフ)に新しく仲間入りしたのは…?
さて、まずはどんな動物の形を仕切り皿にするか、というところから開発がスタートしたのですが…。ちょうど、開発を開始した時期が深山にツバメがやってくる時期と重なっていたのです。毎日せっせと巣で待っているツバメの雛のために、ごはんを運ぶ親ツバメを見ていて、「ツバメの親子…親子で使える仕切り皿…コレだ!」とひらめきました。
↑毎日ツバメの様子を観察しながらスケッチをしていました
実は、鳥をモチーフとしているうつわは深山のプロダクトには意外と少ないのです。なので、ちょうどいいんじゃないかな?と思ったのもポイント。まずはツバメをじっくりと観察し、スケッチをおこしていきます。
毎年、深山本社にやってくるので見慣れているつもりでしたが、いざ観察をしてみると「へ~、こんな姿をしていたんだ!」と新しい発見がいっぱいありました。顔から顎、胸元にかけて赤かったりとか。なんとなく、イラストのイメージでほっぺが赤いのかと思っていましたが、そうではなかったのね…。
じゃあ、その赤さを加飾で再現してみたらどうかな?とか、いろいろ考えながらスケッチを続けていきます。
次に、そこから仕切り皿にしても違和感がないようなフォルムへとデフォルメさせて…。そうなんです。リアルなツバメの姿形をそのままお皿にしてしまうと、カッコイイのですが使い勝手はあまりよくないんですね。
いかにお皿として、仕切り皿として使いやすい形状にしていくのかがデザイナーの腕の見せ所となります。
特に、今回いちばん拘ったのはツバメの顔です。あまりにもリアルだと生々しいですし、かといって可愛いく仕上げすぎてしまうと子供向け食器になってしまう。大人も子供も、誰もが使っても違和感がなく、でもツバメらしさも残したい。という訳で、実はこのツバメの顔の部分だけでもかなり微調整を重ねているんですよ。
カワイイけれど、機能的なつばめさんプレート
そんなこんなで完成したつばめさんプレートがこちら!既存のanimal life(アニマルライフ)に加わっても違和感がないような、マット釉を施したものがこちらになります。でも、色合いはちょっぴり大人向けなモカグレーマットというカラーです。いわゆる「大人カワイイ」を目指したカラーになっています。
そして、animal life(アニマルライフ)では初めてとなるツートンカラーのつばめさんプレートも登場。こだわりまくったツバメの顔をうまく引き立てる釉薬は何かな…と探った結果、ツバメらしい2色の塗り分けという施釉方法に辿り着いたのでした。職人が1枚1枚、丁寧に施釉している仕切り皿です。
どの仕切り皿にも使える小さなマグカップも登場
そして、ツバメにちなんで鳥の卵をイメージした小さめサイズのマグカップも新たに開発。これまでにないサイズ感、形、色合い、取っ手の角度にこだわりました。つばめさんプレートと同時に発売開始するので、ツバメの雛から連想してたまご型という事になりましたが、animal life(アニマルライフ)のどの仕切り皿にも合わせて頂けるよう、工夫をほどこしているマグカップとなります。
たまごリトルマグの試作品は、スタッフのお子さん達に実際に使って貰い、使い心地などの感想をインタビュー。例えば同じ小学生のお子さんでも、低学年の子からは「軽い!」という感想が出たり、逆に高学年の子からは「入れられる量がちょうどいい」など感想の内容も様々。
もちろん、大人も子供も使えるマグカップを目指しているので、私たち本人(=大人)も実際に使用し、みんなの意見を取り入れつつ何度も何度も調整を重ねていきました。
たまごと言えば…の黄色と白色を基調としたカラー。白身をイメージした白色は、大人でも使いやすい落ち着いたマットなカラーとなっています。つばめさんプレート、どちらのカラーにも合わせやすいのです。
たまごと言えば…の黄色と白色を基調としたカラー。黄身のような黄色は、透明感があるツヤツヤしたイエローの釉薬を使用しています。意外とマット釉との相性もよいので、すでにお持ちのanimal life(アニマルライフ)の仕切り皿にもぜひ合わせてみてくださいね。
つばめさんプレートは開発と同時進行で展示会やイベントなどにちょこちょこと出品し、様々な方からのご意見をいただきながら改良を重ねていきました。最初はもっとツバメらしい黒色とか紺色の試作品も実はあったのですが、「ツバメっぽいけれど可愛い感じではないよね」と言われてボツにしたりとか。そうした上で何度も何度も試作を繰り返した結果、本当につい最近になってようやく完成いたしました~(笑)。
開発期間がほぼ1年近くと長かった事もあり、気づけばすでに今年やってきたツバメさん達もとっくに巣立って行ってしまいました。
でも、それくらい満足度の高い仕切り皿が完成したと思っています。つばめさんプレート、たまごリトルマグ、どうぞよろしくお願いします。
まだある!animal life(アニマルライフ)の仕切り皿
もちろん、これまでに発表してきた同シリーズの仕切り皿は深山食器店にて購入が可能です。普段使いにはもちろん、ちょっとした記念日の贈り物にもどうぞ。