月々特集

月々特集11月「Sotlightが手掛ける、深山のイヤープレート2024」2023年

月々特集11月「Sotlightが手掛ける、深山のイヤープレート2024」2023年

Sotlightが手掛ける、深山のイヤープレート2024

月々特集11月「Sotlightが手掛ける、深山のイヤープレート2024」2023年

毎年、沢山のお客様にご好評を頂いている、深山のイヤープレート。季節的にも、クリスマスやお年賀などウィンターギフトとしてご注文くださるお客様もいらっしゃいます。
2024年の深山のイヤープレートは、Sotlightのデザイナー・小池葉月さんがデザインを担当してくださいました。2024年の干支は「辰」です。この可愛いらしいデザインの中に、どんな想いを込めてくれたんでしょうか。

Sotlightって?

sotlight
sotlight(ソットライト)はデザイナー・小池葉月さんによるイラストレーション・ブランド。
主に紙ものやテキスタイルを軸に、日常に「そっと」光を灯せたらという気持ちを込めて描いています。紙や布もの雑貨が好きな人にも、想いをつなぐアイテムとしても、手にしたときに眺めて触って楽しんでいただけるようなものづくりを目指しています。

morn for cuculi(モーン)

morn for cuculi(モーン)

実は、miyama.とsotlightのコラボレーションはこれが初めてではありません。
深山のこれまでの形状に、新たなデザインを施したmorn(モーン)とfinemos(フィネモス)に素敵な絵柄を施してくれたのが、sotlightのデザイナーである小池葉月さんだったのです。

morn(モーン)は午前中の新鮮な光や空気をイメージ。
柔らかなユーカリのグリーンの中でブルーの鳥がアクセントになっています。陽に透けたり反射する葉っぱのドットが、お皿の上で軽やかな生命力を与えます。
こちらのmorn(モーン)は、2022 秋の美濃焼新作展示会において準グランプリ(中部経済産業局長賞)を受賞することができました。

その時の様子はこちらの記事をご覧ください。

Finemos for suien(フィネモス)

Finemos for suien(フィネモス)

モチーフの花菱草はワイルドフラワーとしても人気で、海外では広い野原一面を埋めるほど咲き乱れる季節があります。「ひねもす」は朝から晩まで一日じゅう続く様、という意味。日々の暮らしに寄り添い永く使ってもらえるテーブルウェアにしたいと思い、気持ちが晴れやかになるように「Fine」と掛けあわせて名付けました。

morn(モーン)とfinemos(フィネモス)、どちらにも共通しているのはデザイナーである小池さんが得意としている、動物や植物などをモチーフとした優しくて温かみのあるデザインです。これらのコラボレーションを通じて、いつか小池さんに深山のイヤープレートのデザインをお願いしたいなあ…と思っていたのですが、今回ようやく実現いたしました。

イヤープレートができるまで

初回ミーティングはオサレなカフェで

デザイナー・小池葉月さんのところまでイヤープレートの初回ミーティングのためにお邪魔しました。
この時はまだ春だったので、イヤープレートなんてまだまだ先の話だなあ、なんて思っていたのですが…。イヤープレートのデザインを手掛けるのは小池さんも初めて、そして、イヤープレートの担当になった私も初めて。
初めてづくしだったので、念には念を入れて例年よりもちょっと早いスタートとなったのでした。

実はいろんなデザイン案がありました

実はいろんなデザイン案がありました

初回ミーティングではデザインの方向性などを打ち合わせたのですが、基本的に深山のイヤープレートに関しては、ほぼデザイナーさんにおまかせしています。デザイナーさんの感性を大切にしたいからです。
実はいろんなデザイン案を小池さんには提案していただき、最終的にデザインが決定するまでに何パターンものデザイン案があったのでした。お見せできないのが残念です。

いよいよ転写が完成!

いよいよ転写が完成!

イヤープレートのデザインが決定したあとは、お皿に貼るための上絵転写を作成する段階に入ります。主に私が担当したのはこの部分となります。
デザイン案の通りに、デザイナーさんの思うような色に焼き上がるまで、何度も微調整を繰り返すのですがこれが結構大変なのですよ…!幸いな事に、今年はいつもより早くイヤープレートに取り掛かったおかげで、なんとか無事にデザイナーさんの希望通りの色を出す事に成功しました。転写屋さんにも感謝です。

お皿のフチまでキレイに貼るのが職人の技

お皿のフチまでキレイに貼るのが職人の技

白磁のイヤープレートに、出来上がったばかりの転写を貼っていきます。
深山では下絵付けという技法を用いて、銅版転写を貼っていますので上絵付けの作業はとても新鮮です。せっかくの機会なので、スタッフ数名も参加して上絵付けの技法を学ばせて頂いたのですが…これがとっても難しい!
特にお皿のフチ、ギリギリにまでしっかりと貼らないといけないのですが、全然お皿のフチまで転写が伸びてくれないのです。職人の技を目のあたりにした体験でした。

こんな風に試作を何度も何度も繰り返します

こんな風に試作を何度も何度も繰り返します

こうして焼き上がったイヤープレートがこちら。ちなみにこの2枚は初回の試作品です。
背景が白いバージョンと、水色のバージョンがあります。これも、何度か試作を繰り返して「背景はやっぱり色がないほうが絵柄がハッキリ見えていいんじゃない?」とか、「もう少し辰の色が濃いほうがいいのでは?」とか相談しながら、最終的なデザインを決めていくのでした。

2024年、辰年にちなんだイヤープレート

月々特集11月「Sotlightが手掛ける、深山のイヤープレート2024」2023年
2024年の干支は「辰」です。辰、と聞くとあまり可愛いらしいイメージはありませんが、一見すると干支をモチーフとしたイヤープレートには見えない、柔らかな可愛いらしいデザインとなりました。まるで、春先の風景を切り取ったような…。お皿のフチをぐるりと取り囲むように、カラフルなチューリップが咲き誇っています。

古い暦の「辰」の位置と、二十四節気の「春」を組み合わせて連想したデザイン。小池葉月さんに深山のイヤープレートのデザインをお願いした最初の1枚となるため、「春から始まると前向きになれそう」という想いのもと、新しいイヤープレートの始まりの季節として春を選びました。
水神や川の神などでも龍が象徴とされるように、雨と連想できる事から穀雨(こくう)をテーマに、田畑を潤し穀物の育成を促す暖かな春雨が降るなか、辰が舞っているシーンをお皿の中に閉じ込めました。
いつかは雨が上がるように辛いこともやがて晴れる…という前向きな願いを込めた、小池葉月さんらしい植物のモチーフと干支を組み合わせたデザインとなっています。

月々特集11月「Sotlightが手掛ける、深山のイヤープレート2024」2023年
イヤープレートの裏面にも、ちゃんと辰がいます。

深山のイヤープレート2024 ラインナップ

月々特集11月「Sotlightが手掛ける、深山のイヤープレート2024」2023年

イヤープレート2024 単品

小池葉月さんデザインのロゴ入りギフト箱に入れてお届け。高級感のある金色のロゴです。また、イヤープレートを立てかけて飾ることができる、皿立ても付属しています。
月々特集11月「Sotlightが手掛ける、深山のイヤープレート2024」2023年

イヤープレート2024+スティックケーキ(8本入り)

しっとりとした食感に果実の味がおいしい、銀の森スティックケーキとイヤープレートのギフトセットです。
果実のおいしさたっぷりのスティックケーキ。季節感じる4種類のフレーバーをお楽しみいただけます。
月々特集11月「Sotlightが手掛ける、深山のイヤープレート2024」2023年

イヤープレート2024+ママンカステラ

ふわふわで上品な味わいの銀の森ママンカステラとイヤープレートのギフトセットです。
こだわって選んだはちみつとバター、卵をたっぷり使用。 しっとりと焼き上げたカステラはみんなが大好きなママンの味。

イヤープレート特設ページはこちら

去年のイヤープレートの特集はこちら


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岐阜県瑞浪市。三市からなる美濃焼産地の中でも磁器、特に白磁の製造に特化したこの地区に深山はあります。
昭和中後期、世界の工場として欧米の洋食器ブランドの依頼に対し上質な白磁の洋食器を供給した時代に培われたものづくりの基礎。
私たちは、それら受け継いだものを基に、現代の暮らしに寄り添った丁寧な道具としての器を作っています。
製造や製品、使い勝手に関するお問い合わせなどございましたらお気軽にお問い合わせください。

Mizunami City, Gifu Prefecture.
Miyama is located in the Minoyaki producing area consists of three cities where porcelain, especially white porcelain is produced.
Foundation of manufacturing that was fostered during the middle and late period of Showa era when western style white porcelain tableware was provided, having received orders from the European and American tableware brand companies.
We are producing tableware as a gracious tool suitable for contemporary life associated with what we have inherited.
Please feel free to make inquiries to us about production, products and usability.

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