美味しそうな和菓子系の釉薬、爆誕しました(2024年9月25日)
年明けの美濃焼新春見本市に向けて、実は早くもこの夏からずーっと釉薬の開発を進めております。自分で調合することはできませんが、いつもお世話になっている釉薬屋さんにお願いをして、細かい調整や修正を入れつつ理想のカラーに近づける、というのを繰り返しているのです。これがまた時間がかかるのですが、でも窯から出てきた時にドンピシャなカラーが出てくると、めちゃくちゃ嬉しいです。
秋冬カラーとして美味しそうな抹茶のスイーツをイメージした深い緑色とあずき色の釉薬を開発してみました。最近のお気に入りです。
あんこ入り抹茶のパウンドケーキとか、草餅とか、そのへんにありそうなカラーですね。
深山では深い緑色というと今のところ織部釉くらいしかないので、もう少しカジュアルに使える深い緑色が欲しいなあと思ってつくってみました。窯変釉なのでフチの部分など、よく焼ける部分がちょっと変色します。味があって、よき。
あずき色のほうは、深い緑色と質感を合わせようか悩みましたが、結果的にハーフマットというか艶感のあるマット釉に仕上がりました。テカテカしすぎない程度の艶があって逆に上品です。なんだか、こしあんに似ています。
まだ試作中なんですが、荷口化する時には正式に釉薬名をつけねばなりません。その時は「抹茶」と「こしあん」と名付けたいと考えております。うふふ。
商品戦略室
渡辺
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