
またひとつ、夢が叶ったよ(2025年7月23日)

イチヤマヘイ陶器さんの通販サイトより
イチヤマヘイ陶器さんの通販サイトにて、深山のうつわが新たに販売開始されております。あれ…これ、どこかで見たような?そうです。今年の新春見本市でお披露目しました、筆による加飾をほどこしたうつわです。たくさんのお客様に見ていただき、試行錯誤の上でなんとか製品化させる事ができました!

↑筆による加飾の詳しいお話はこちら
販売するにあたり、通販サイトのスタッフの方が深山にいらっしゃり、筆による加飾について取材をしてくださったのでその時のレポートをお届けします。こちらが実際に筆で線を描いている様子です。実は、深山も昔はこういう筆による加飾を結構やっていたんですよ。もう何年も前の話で、私が入社するうんと前の話です。なので、私も銅板転写とかは習いましたが、筆の加飾はそんなに習わないままここまで来てしまいました。
実際にできる職人の数も限られているので、これを機会に若手に職人も集めて、筆による加飾ができる職人を育成していこうと思ってます。もちろん私も習得できるように頑張りま~す。
ただ写真を撮るだけじゃなくって、コツとかポイントとかも職人に聞いてくださってました。綿密に取材されたその内容が、丁寧に商品ページにて解説されていますのでぜひご覧ください。技法のことまできちんと説明してくださって、嬉しいな。今って模様がついているうつわって珍しくなくなってきていますが、その技法にはものすごい種類があり、また手間もかかっているのです。見た目は「お皿のフチに線が描いてあるだけじゃん」って思われるかもしれませんけど、顔料の濃度であったり、顔料と釉薬の相性であったりを何度も何度も試作して、やっとたどり着いたうつわなんです。
だから、いいな!と思ってくださった方のお手元で、長く大事に使ってもらえたら嬉しいな~って思っています。
こうやって並べてみると、どれも一緒に見えますが、これが窯から出てくるとそれぞれ風合いが異なってくるから不思議です。もちろん、全体的なデザインとしては統一させていますが、微妙な色合いや線の太さがそれぞれ異なります。でも、それが味でもあるのです。どれも世界に1枚しかない、いわばオリジナルのうつわと言っても過言ではないでしょう。
今年の頭頃、新春見本市の時には「これ製品できるかな~」と心配だった試作品がどんどん深山から旅立っていってます。ご注文くださったお客様や、その先の購入者であるお客様、現場の職人やスタッフなどなど、みなさんのおかげで「これが深山のうつわです」と送り出す事が出来ていて嬉しい限りです。
イチヤマヘイ陶器(楽天市場)
https://www.rakuten.ne.jp/gold/shibata-shoten/
※画像1枚目はイチヤマヘイ陶器さんの通販サイトよりお借りしました
商品戦略室
渡辺
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