月々特集

季節に合ったおすすめのうつわやその使い方をご紹介。うつわを通してみなさんの暮らしがより楽しくなりますよう、ささやかですがお役に立てれば幸いです。

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月々特集8月「お盆だよ!全員集合! ~おもてなしのうつわ~」2025

強い日差しの中で揺れる草木の影が、わずかな風を知らせてくれる夏の盛り。8月になるとご先祖様を迎えるお盆の時期がやってきます。お盆は懐かしい顔が集い、にぎやかな食卓が戻ってくる。そんな特別な時間です。今回の特集では、お盆の季節にふさわしく、季節感と華やかさをを兼ね備えた器をご紹介します。

月々特集8月「お盆だよ!全員集合! ~おもてなしのうつわ~」お盆のにぎやかな食卓

家族や親戚が一堂に会する賑やかな食卓に寄り添うのは、見た目の美しさだけでなく、使いやすさや取り回しの良さを考え抜いた器たち。たとえば、料理をたっぷりと盛り付けられる少し深めの鉢は、煮物やサラダなど汁気のあるおかずを盛り付けて。大皿料理は、食卓の中心においても存在感のある盛り皿で料理を美しく引き立てながら、取り分けやすいプレートを。

夏の食卓の主役は冷た~いそうめん

Tsudoi(つどい鉢)輪花長鉢 淡青白釉 そうめん盛り付けイメージ

大人から小さなお子さんまで、みんな大好き!夏に嬉しい、冷たいそうめんをせっかくなので大きなうつわに盛り付けてみませんか?使用したのは、Tsudoi(つどい鉢)輪花長鉢です。淡青白釉という涼し気な色合いも夏の食卓にパッと映えます。冷水でキリリとしめたそうめんを、一口サイズにくるくると丸めて。そのまま食べられる薬味を飾り付ければ、一気におもてなしの装いになりますよ。

Tsudoi(つどい鉢)輪花長鉢 淡青白釉 そうめん盛り付けイメージ

昔は大人数が集まる時は木桶に水を張り、そこにそうめんを入れたりもしていましたが現代ではなかなか木桶をストックしているご家庭も少ないのでは。普段使いはもちろんのこと、おもてなしにも使える大きなサイズのうつわは1枚あるととても便利です。

 

METAPHYS savone(メタフィス サヴォネ)3連仕切り皿 白磁 薬味盛り付けイメージ

みんなで取り分けて使えるよう、そうめんの薬味はMETAPHYS savone(メタフィス サヴォネ)3連仕切り皿 白磁におまかせ。深山食器店でも人気を誇るサヴォネの仕切り皿は、こんな風に薬味皿としてお使いになる方が多いみたいです。仕切り皿は世の中にたくさんありますが、どれもデザインが似ているものが多いですよね。他ではなかなか見かけない、ちょっとおしゃれな仕切り皿をうまく使いこなしてみては?

そうめんを美味しくいただくための小鉢など

mizu-mizu(瑞々)木瓜鉢3.5寸 うす飴 薬味盛り付けイメージ

そうめんを美味しく食べるためのめんつゆや薬味を入れる小鉢やそばちょこも深山食器店には揃っています。mizu-mizu(瑞々)木瓜鉢3.5寸は直径100mmほどのコンパクトサイズ。
janome(ジャノメ)そば猪口やcrease(クリース)10cmいちじく形片口はめんつゆを入れてもいいですし、薬味を入れてもいいですし、なんにでも使える万能選手なんです。

大人数のごちそうと言えば…お寿司は欠かせません

Tsudoi(つどい鉢)木瓜浅鉢 鉄くろ釉 助六寿司盛り付けイメージ

自分のペースで食べられるお寿司は、大皿に盛り付けて。地方によってはちらし寿司や手巻き寿司のところもあると思います。ちなみに深山がある岐阜県では朴葉寿司も欠かせません。
ひんやりと冷たい酢飯にはお酢も使われているので、サッパリとした気分で食べられると思います。

Tsudoi(つどい鉢)木瓜浅鉢 鉄くろ釉 助六寿司盛り付けイメージ

なんとなく、パックをそのまま食卓にのせるのは味気ないな…というときは、Tsudoi(つどい鉢)木瓜浅鉢 鉄くろ釉に盛り付けるだけでごちそう感が出ますよ。
そもそもTsudoi(つどい鉢)は、家族が集う時、友人が会いする時、夫婦が寄り添う時に食卓の真ん中で会話や笑顔が交わる場所、皆が集まる心穏やかな時間に添えるうつわのシリーズとして誕生したうつわなんです。だからこそ、お盆で久しぶりに顔を見せあう人々の食卓でぜひ使って頂ければな…と思います。
鳥の巣を真上から見た形に似ていることから「子孫繁栄」を意味する縁起のよい木瓜形です。

箸置きなどの小物にもこだわりたい

やきイロ箸置 鉄絵格子柄 ホワイトベージュ

今年デビューしたばかりのやきイロ箸置きシリーズ。鉄絵格子柄は、釉薬によって表情の違う筆描きの線が施された箸置です。職人がひとつひとつ丁寧に描いた線は、どれも少しずつ微妙に異なり手仕事の奥深さや味わいが感じられます。おもてなしの箸置きにピッタリなこだわりの詰まっている箸置きです。

天ぷら

福・松竹梅 松大皿 つる紋 天ぷら盛り付けイメージ

お盆にいただく行事料理のなかに、天ぷらがあります。お盆に天ぷらを食べる習慣は地域性があるようで、特に長野県に見られます。長野県ではお盆に野菜を中心とした天ぷらを仏壇にお供えしたり、家族や親戚で一緒に食べることが一般的なんだそう。
その理由として所説あるのですが…。
天ぷらは元々精進料理と関連が深く、お盆の時期に「殺生を避ける」という考え方から野菜中心の天ぷらが好まれたという説があります。お盆の天ぷらは地域によって様々な食材が使われますが、一般的にはナス・カボチャ・ピーマン・紫蘇などの野菜類が使われます。畑で収穫された大地のめぐみを天ぷらにしてみてはいかがでしょうか?

 

福・松竹梅 松大皿 つる紋にドッサリと天ぷらを盛り付けてみました。大皿から自分の好きな天ぷらをワイワイと取り分けるときに必要な小皿も同シリーズから。

福・松竹梅 竹中皿 白磁

福・松竹梅 竹中皿 白磁をとりわけ用のお皿として使用しています。福・松竹梅シリーズは、染付の絵柄入りバージョンとこちらの白磁バージョンがあるのですが、レリーフが入っているので白磁でもさみしくありません。

福・松竹梅 竹中皿 白磁 レリーフ拡大

大・中・小と、それぞれのサイズに縁起の良い松竹梅のレリーフが入っています。


やきイロ箸置 染付下絵 花火シタニ出目

涼し気な白磁に呉須の組み合わせ。やきイロ箸置 染付下絵からは「花火シタニ出目」柄の箸置きをセレクトしました。こちらの箸置きの絵柄は銅板転写で加飾をしているのですが、通常の呉須よりも少し黒っぽい色合いになるよう絵具を調節しています。なので、福・松竹梅に比べるとちょっとアンティークな雰囲気があるのです。

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岐阜県瑞浪市。三市からなる美濃焼産地の中でも磁器、特に白磁の製造に特化したこの地区に深山はあります。
昭和中後期、世界の工場として欧米の洋食器ブランドの依頼に対し上質な白磁の洋食器を供給した時代に培われたものづくりの基礎。
私たちは、それら受け継いだものを基に、現代の暮らしに寄り添った丁寧な道具としての器を作っています。
製造や製品、使い勝手に関するお問い合わせなどございましたらお気軽にお問い合わせフォームよりご連絡くださいませ。

Mizunami City, Gifu Prefecture.
Miyama is located in the Minoyaki producing area consists of three cities where porcelain, especially white porcelain is produced.
Foundation of manufacturing that was fostered during the middle and late period of Showa era when western style white porcelain tableware was provided, having received orders from the European and American tableware brand companies.
We are producing tableware as a gracious tool suitable for contemporary life associated with what we have inherited.
Please feel free to make inquiries to us about production, products and usability.

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