
開運堂さんのピジュトリー、カラーがリニューアルしました!(2025年10月15日)
長野県松本市にある開運堂さんで今年もピジュトリーが販売開始されました!ピジュトリーを入れているこの容器を深山が製造させて頂いているのですが、今季よりカラーがリニューアルしております。実は昨年、開運堂さんにお邪魔した際に新しくカラーを変更したいとご要望を頂いており、その打ち合わせも兼ねてお邪魔したのでした。あれから1年、やっと皆様のお手元に届ける事ができて私たちもとても嬉しく思っております。

どの色もとっても素敵なのですが、注目すべきはこちらのピンク色です。ピジュトリーのイメージに合わせて新しく開発した釉薬を使用しております。
昨年、打ち合わせ後に早速試験をした色見本がこちら。ピンク色と一言で言ってもいろいろな色味がありまして…。宝石のようにキラキラしている透明な釉薬、ということは決まっていたのですが、深山が保有しているピンク色はちょっと淡かったり黄色がかっていたりしたので、もう少し濃いめで青みがかったピンク色をピジュトリーのために新しく釉薬屋さんに調合して貰いました。
最終候補に残ったこの3色の中から開運堂さんに選んで頂き、新しいピンク色が誕生です。どれかわかるかな?商品ページでは桃色と記載されていますが、深山の中では「ピジュトリーピンク」という釉薬名で通っています。これはもう、ピジュトリーのためだけに生まれた特別なピンク色なのです。
容器のサイズによってお色が異なります。こちらのすみれ色は、深山でも人気の高い「すみれ紫」という釉薬を使用しています。ピジュトリーの容器の製造は大体、販売開始の半年くらい前から製造を始めますが、だんだん寒い季節になるにつれて色が安定してきますので今が一番いい色をしていると思います。
空色には普段あまり使わないとっておきのブルーの釉薬、「くすみブルー」を使用しました。透明度が高くキレイなブルーなんですが、色ムラが目立ちやすいという難点もある釉薬です。施釉担当の職人にできるだけ色ムラが出ないよう、丁寧に施釉するようにお願いしています。
中に入っている開運堂オリジナルチョコレートがこちら!香ばしく炒ったナッツを優しい甘さのミルクチョコレートでコーティング。一粒一粒を丁寧に手作業で仕上げているあたりが、深山のうつわを製造するにあたっての工程と通じるものがあるな~と感じます。宝石のようなうつわに、宝石のような特別な味わい。
秋冬だけしか味わえないピジュトリー、ぜひお試しください。
おまけ。こちら、初代ピジュトリーです。これも透明系の釉薬でしたが、もうちょっと濃いめで色のメリハリがあるカラーリングでした。
2代目ピジュトリーはポップなマット釉になりまして、ちょうど私が入社した頃にはこちらの2代目ピジュトリーを製造している時期でしたね。他にピンクとグレーがあったんですけど、どれもマット釉です。パステルカラーみたいな感じ。
そして今季より3代目ピジュトリーとなった訳です。開運堂さんの人気商品、ピジュトリーを入れるうつわの製造を担当できて本当に嬉しいし楽しい。これからもどうぞ、深山のうつわも一緒にピジュトリーをよろしくお願いいたします。

※画像は一部、開運堂公式サイトより引用
商品戦略室
渡辺
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