7月12日は洋食器の日(2024年7月12日)
本日、7月12日は洋食器の日です。
洋食器の代表的なアイテムであるナイフ=712の語呂合わせにちなんで認定・登録されました。ナイフやフォークなどの金属洋食器のほか、深山が日々つくり続けているような陶磁器による食器も洋食器のひとつです。
美濃焼の産地といえば多治見市、土岐市、瑞浪市が主な産地となるのですが、その中でも深山がある瑞浪市はかつては洋食器の一大産地でもありました。国内外のブランド洋食器の下請け工場として上質な洋食器を生産し、海外へと輸出をしていたのです。
なので、深山の昔のプロダクトを見てみると、そのほとんどが白磁のみのシリーズ構成となっており、ひとつのシリーズにこれでもかとアイテムが揃えられています。洋食器を使うシーン=レストランなどでのコース料理を想定して、お皿だけでも何種類ものサイズをつくっていたのですね。
時代が移り変わり、洋食器の輸出は減少してしまいましたが、深山のうつわづくりの原点はやはり洋食器にあります。
フォークやナイフを使用しても傷がつきにくい丈夫な食器。いろんな料理をのせても洗えばサッと汚れが落ちる美しさ。深山が得意としている「白磁のうつわ」は、洋食器を大量生産していた時代に培った技術によるものなのでした。
現在はカラフルな色釉のうつわも沢山つくっていますが、それも白磁の美しさが土台にあってこそなのです。土台をキッチリつくりあげる事で、色釉も鮮やかに発色してくれます。
また、洋食器の形状に和食器のような釉薬、加飾を施した製品もつくっています。
基礎、土台はしっかりと守りつつ、その時代に合わせた製品をみなさまにお届けできたらな、と思って今日もうつわを作ります。
商品戦略室
渡辺
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