うつわリポート

毎日の暮らしに、新しい提案のあるうつわのご紹介です
Introducing a container with new proposals for everyday life

うつわリポート「暮らしを楽しむ、道具としてのうつわ」EP.1 trulli(トゥルリ)

うつわリポート「暮らしを楽しむ、道具としてのうつわ。」EP.1 trulli(トゥルリ)

うつわリポート「暮らしを楽しむ、道具としてのうつわ。」EP.1 trulli(トゥルリ)
料理を盛り付けるだけではなく、道具として使える深山のうつわ。
深山食器店・うつわリポートのシリーズ連載、「暮らしを楽しむ、道具としてのうつわ。」と題して、ご紹介していきたいと思います。
第1回目は、trulli(トゥルリ)です。
発売当時は様々なサイズのプレートやボウルで構成されていたtrulli(トゥルリ)シリーズですが、現在はスタックボウルのみが現行モデルとして残っています。その理由はズバリ「道具としてのうつわ」だったからなんです。

trulli(トゥルリ)の意味って?

うつわリポート「暮らしを楽しむ、道具としてのうつわ。」EP.1 trulli(トゥルリ)
イタリア南部のプッリャ州に多く見られる形式の住居、トルッロ(イタリア語でtrullo)。トルッロとはイタリア語で「部屋ひとつ、屋根ひとつ」という意味があり、語源はラテン語のトルッラである。
特にアルベロベッロの町では約1500軒のトルッロ群が市街を形成しており、世界遺産にも登録されています。アルベロベッロでは集合して存在することから単数形であるトルッロより複数形のトルッリ(イタリア語でtrulli)と呼ばれています。
全てのサイズのうつわにピッタリとハマる蓋がある、trulli(トゥルリ)のスタックボウルはまさに「部屋ひとつ、屋根ひとつ」であることから、この名がつけられました。

※trulliのカタカナ表記については、トゥルッリ、トゥルーリ、トルーリなどと示されることもあります。

これひとつで3通りの使い方ができます

trulli(トゥルリ)のスタックボウルがあれば、これひとつでなんと3通りの使い方ができちゃいます。例えば、自家製のピクルスを作る時にtrulli(トゥルリ)のスタックボウルを使ってみると…?

01:キッチンで「調理」をする

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色鮮やかな夏野菜を漬け込んでピクルスに。ピクルス液は熱いうちに野菜にかけるとよいのですが、磁器なので温度を気にせずそのままかけてしまって大丈夫!
また、牛乳寒天やゼリーなど、お菓子作りをする際にもトゥルリは大活躍。熱いゼリー液をそのままスタックボウルに流し込み、冷ましたあとに冷蔵庫へ入れるだけ。おしまい。プラスチック製の容器だと、熱々の状態で入れてしまっても大丈夫かな…と、ちょっとドキドキしてしまいますよね。
trulli(トゥルリ)のスタックボウルを使えば、手際よく調理を進める事が可能となります。

02:冷蔵庫で「保存」をする

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ピクルスを漬け込み終えたら、粗熱をとったあとそのまま冷蔵庫へ。trulli(トゥルリ)のスタックボウルはその名の通り、スタッキングができるので冷蔵庫の中でも邪魔にならずコンパクトに保存ができます。

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蓋のフチをぐるりと一周するかのようにくぼみがあるのがわかりますか?このくぼみがあるおかげで、同サイズのスタックボウルがきちんと重なるのです。蓋があるから衛生的に保存ができ、食品用ラップを何度も利用する必要がありません。
同じサイズで重ねてもよいですし、大きなサイズの上に小さなサイズを重ねても。スタックボウルのカラーやサイズで中に入れるものを選んでみては?

03:食卓で料理の「盛り付け」をする

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ピクルスをじっくりと漬け込んだら、冷蔵庫からスタックボウルを取り出してそのまま食卓へ。蓋を外せばうつわとしてそのまま使えるから超便利。また、蓋はちょっとしたトレイとしても使えます。正直、trulli(トゥルリ)のスタックボウルは全体的に厚みがあり、一般的な食器に比べると少し重さを感じます。最近のトレンドは「薄くて軽くて丈夫」なうつわなので、真逆をいっている訳なんでですが…。
食器としてだけではなく、調理や保存などその他の使い方をするのであれば、むしろこの厚みと重さには安定感があるのです。
食べきれなかったピクルスは、また蓋をしてそのまま冷蔵庫へ戻すだけでOK!

つまり、trulli(トゥルリ)を使うと…

キッチン、冷蔵庫、食卓。どんな場面でも使えるtrulli(トゥルリ)のスタックボウルは、最初から最後までこれひとつあれば大丈夫。わざわざ別の食器に移し替えるという手間が省けるため、洗い物が減り結果的に時短にもつながります。
使っていくうちにアイディア次第で3通り以上の使い道があるのかも。

磁器で出来ているので、とても衛生的です

うつわリポート「暮らしを楽しむ、道具としてのうつわ。」EP.1 trulli(トゥルリ)
深山が誇る、うつくしいうつわ。それらはすべて磁器で作られています。磁器の原料の粒子はとても細かく、吸水性がありません。また、ガラス質の釉薬をかけて焼成するので、汚れや匂いがつきにくくとっても衛生的なんです。磁器は陶器よりも高温で焼成するので、強度もあります。

trulli(トゥルリ)はこちらから

時代に合わせて、その役割も変化していきます

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trulli(トゥルリ)はもともと食器としてデビューを果たしましたが、月日は流れ、コロナ禍において新たな役割を持って生まれ変わりました。お料理ではなくマスクを保管するためのケースとして再デビュー。多くの方が手放せなくなったマスクを収納するのにちょうどいいサイズ感。中に収納するものを衛生的に保つことができるtrulli(トゥルリ)スタックボウルが最適なのです。

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マスクだけではなく、ちょっとした小物を収納するにもtrulli(トゥルリ)スタックボウルはおすすめ。コットンや麺棒など、いつでもキレイな状態で使いたい。そういった、身の回りの小物をぜひ収納してください。

うつわリポート「暮らしを楽しむ、道具としてのうつわ。」EP.1 trulli(トゥルリ)
形状はそのままに、新しいカラーを加えて。miyama porcelain sanitaryより、マスクケースとして販売中です。

うつわリポート「暮らしを楽しむ、道具としてのうつわ。」EP.1 trulli(トゥルリ)
深山本社でもtrulli(トゥルリ)は玄関口で大活躍中です。

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シリーズ連載「暮らしを楽しむ、道具としてのうつわ。」について

深山では日々、様々なうつわを製造しております。うつわと言えば、多くの方が料理を盛り付ける食器を主に思い浮かべることでしょう。ですが、深山のうつわの中には食器のようであって食器ではない、道具としてのうつわが数多く存在しています。
料理を盛り付ける以外の使い道がある事で、日々の暮らしが「ちょっと」楽しくなります。
いつまでも使い続けたい生活道具としてのうつわ、私たちの日常生活に溶け込むうつわ。そんな深山のうつわを、「暮らしを楽しむ、道具としてのうつわ。」シリーズとしてご紹介していきたいと思います。

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検索用キーワード:暮らしの道具 / 白磁の器 / 保存容器 / トゥルリ / うつわリポート / trulli / コロナ対策 / サニタリー / 美濃焼

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岐阜県瑞浪市。三市からなる美濃焼産地の中でも磁器、特に白磁の製造に特化したこの地区に深山はあります。
昭和中後期、世界の工場として欧米の洋食器ブランドの依頼に対し上質な白磁の洋食器を供給した時代に培われたものづくりの基礎。
私たちは、それら受け継いだものを基に、現代の暮らしに寄り添った丁寧な道具としての器を作っています。
製造や製品、使い勝手に関するお問い合わせなどございましたらお気軽にお問い合わせください。

Mizunami City, Gifu Prefecture.
Miyama is located in the Minoyaki producing area consists of three cities where porcelain, especially white porcelain is produced.
Foundation of manufacturing that was fostered during the middle and late period of Showa era when western style white porcelain tableware was provided, having received orders from the European and American tableware brand companies.
We are producing tableware as a gracious tool suitable for contemporary life associated with what we have inherited.
Please feel free to make inquiries to us about production, products and usability.

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