2025年02月

2025年02月の記事

食器をOEMで作りたいと思ったら:03

食器をOEMで作りたいと思ったら:03(2025年2月17日)

食器をOEMで作りたいと思ったら:03

おっ。前回から1年以内に更新することができました。不定期連載シリーズ、食器をOEMで作りたいと思ったら。今回は第3弾です。
なぜ唐突に更新しようかと思ったかというと、実は早く更新しなくちゃな~と思いつつも画像の準備ができておらず…。そのまま放置していたのですが、最近イベントや展示会でいろんなお客様に出会い、OEMで作れるの?というご質問をたくさんいただいたので、急いで更新したというわけです。

今回は「裏印」について書いてみようと思います。裏印(うらいん)とは文字とおり器の底の部分(裏)に印字されている文字やマークのことです。この裏印をもとに窯元やメーカー、またはブランドを特定することが可能となります。ちなみに深山の製品には「miyama.」という裏印が入っております。これは深山で製造したんだぞ、という証拠です(※業務用製品など一部の製品には入っていません)。

OEMで食器を作りたいということは、オリジナルの食器を作りたいということ。なので、OEMでご注文をくださるお客様のほとんどはオリジナルの裏印を入れたいと希望されるので、器の形状や色によりさまざまな裏印をご提案しております。
参考例として、最近だとkuros’さんがこんな風にオリジナルの裏印を入れていました。これは特別な黒い釉薬のため、普通に裏印をつけても黒くて見えにくくなってしまうことから、撥水効果のあるインクで裏印をつけることできちんと見えるようにしています。

食器をOEMで作りたいと思ったら:03

裏印そのもののインクを撥水するのではなく、普通に裏印をつけてから撥水剤でくりぬくという方法もあります。これはtotteシリーズの裏印です。真ん中の裏印(文字の部分)は普通のインクでつけていますが、これだけだと黒い釉薬で見えなくなってしまいます。そこで、撥水剤をつかって裏印のまわりを丸くくりぬくように加工するのですね。そうすると、撥水剤で囲んだ部分は釉薬がかぶらないので文字が見えるようになるのです。
パット印刷で行いますが、これは2回打つ必要があるので手間がかかります。

食器をOEMで作りたいと思ったら:03

お皿などはパット印刷で裏印をつけていますが、昔はすべて銅板転写で裏印をつけていました。パット印刷の機械を工場に導入してからは基本的にパット印刷で行っておりますが、ポットや土瓶などいわゆる袋物といわれる製品は今でも銅板転写で裏印をつけています。
これが通常のmiyama.印です。白磁の製品は基本的にすべてグレーで裏印をつけています。釉薬の色によって裏印の色は変わりますが、すべて仕様書をもとに間違えないように現場のスタッフが裏印をつけてくれています。

食器をOEMで作りたいと思ったら:03

ベタハマには刻印で裏印をつけます。これは施釉後に、このハマの部分についた釉薬をスポンジではがすのですが、その時にせっかくつけた裏印まで一緒にはがれてしまうため、ベタハマの場合は刻印で裏印をつけるというルールに深山ではなっているのです。これは小さい裏印だからやっていませんが、大きなサイズの裏印の場合はへこんだ部分に釉薬が入ってしまうので、事前に撥水剤をそこに塗って釉薬が入らないような工夫をします。これも手間がかかるんだけど、美しい製品をつくるためなので仕方ありません。

食器をOEMで作りたいと思ったら:03

パット印刷でつける裏印は原則的に文字のみとなりますが、銅板転写でつける裏印の場合はこんな風に絵柄も一緒につけることも可能です。これは松田動物園シリーズのマグカップなのですが、松田動物園オリジナルの裏印ということで、文字だけではなく小さな絵柄もつけています。カワイイですよね。

サイズ、技法、色によって裏印のお値段は様々ですが、オリジナルの裏印をつけることは可能ですよ~、というお話でした!

商品戦略室
渡辺

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