2024年02月

2024年02月の記事

cardre(カードル)プラターを色替えしてイマドキ風にしてみた

cardre(カードル)プラターを色替えしてイマドキ風にしてみた(2024年2月29日)

cardre(カードル)プラターを色替えしてイマドキ風にしてみた

最近、cadre(カードル)プラターについて記事をアップしておりましたが、深山の既存製品としては白磁しか存在していないので(一応、ファミーリ ルンチというシリーズで白窯変釉と海鼠釉を展開してますが)、色替えしてみたらどんな感じになるのかな?とふと思い、空き時間を使ってサンプルを作成してみました。
令和版、cadre(カードル)プラターを爆誕させるのです。

余談ですが、お客様よりご依頼のあったサンプル制作はプロの職人に施釉してもらったほうが綺麗に仕上がる(=製品化された時をイメージしやすい)ので現場にお任せしちゃいますが、小さいサイズのものや今回のような実験的なサンプル制作の場合は自分で施釉して作ります。
深山に入社して、初めて施釉の練習をさせてもらった時は、まあヒドイものでした(笑)。ダレや色ムラが目立つ、目立つ。それから何度も何度も、サンプル作成を通して施釉を行った結果、小皿くらいのサイズまでなら綺麗に塗れるようになった!人間、やればできるものです。しみじみ。

cardre(カードル)プラターを色替えしてイマドキ風にしてみた

まず、こちらは目が覚めるようなスカイブルーの釉薬です。マットな質感があるので、そこまでキツイ感じはしません。これから春、初夏に向けて、スッキリと晴れた日の青空のような、そんなイメージで釉薬を選んでみました。
同じ色でもこれが透明釉だと、また印象が変わるんじゃないかなあ。ちょっと強い気がするかも。

cardre(カードル)プラターを色替えしてイマドキ風にしてみた

画像だとちょっとわかりにくいのですが、真っ白ではなく少しだけベージュの要素が入っている、ベージュマットという釉薬です。お皿のフチなど、よく焼ける部分がじんわりと焦げたような色合いに変化します。カードルにはあんまりレリーフが入っていないのでわかりにくいのですが、素朴な感じで使い勝手がよさげなお皿になりました。

cardre(カードル)プラターを色替えしてイマドキ風にしてみた

最後に、グレーマットです。深山の製品だと、コトリのシリーズに使っているグレー系のマットな釉薬です。コトリは可愛いらしく仕上がりますが、カードルはシンプルな楕円形のお皿なので大人っぽく仕上がりました。同じ釉薬を使っていても、うつわの形状により印象がガラリと異なるので不思議ですよね。
で、それも焼いてみないとわからない。窯から出てこないとわからない。
その為には、頭の中でいろいろと考えるのではなく、まず自分で施釉して窯に入れる、という非常に地味な作業を繰り返していくしかないのです。
さて、今日も施釉をしてきまーす。

商品戦略室
渡辺

過去の投稿はこちら(※外部サイトへ移動します)

関連記事一覧