月々特集

季節に合ったおすすめのうつわやその使い方をご紹介。うつわを通してみなさんの暮らしがより楽しくなりますよう、ささやかですがお役に立てれば幸いです。

月々特集10月「おうち定食のススメ」2025 アイキャッチ

月々特集10月「おうち定食のススメ」2025

天高く馬肥ゆる秋。
新米が出回り、秋刀魚や秋鮭、さつまいもにかぼちゃなどなど秋の味覚と呼ばれる旬の食材が豊富な季節となりました。
長く続いた猛暑の疲れを癒しつつ、訪れる秋への季節の変化を食卓で感じてみませんか?
今月の月々特集ではまるで定食屋さんのようなメニューを盛り付けることができる深山のうつわをご紹介します。

肉でも魚でも、どんとこい!それぞれの定食の内容にあわせて深山のうつわをコーディネイト。ご自宅にあるすでにお使いのうつわとの相性も考えて、ぜひ組み合わせの参考にしてくださいね。

煮魚定食

suzune(すずね)銘々鉢 白磁を使った煮魚定食イメージ

秋の味覚の代表格といえば秋刀魚。……ですが、実は秋に旬を迎える魚はほかにも多く存在します。例えばイワシやカマス、鯖もそうですね。
秋刀魚は塩焼きやお刺身で食べることが多いと思いますが、秋に旬を迎える魚は煮魚にしても美味しく食べられる魚が多いのです。ちなみに、私は鯖が大好きなのでよくみそ煮やしょうが煮を作ります。
じっくりコトコト煮込んだ煮魚は、旨味がしっかりと凝縮された煮汁ごと少し深さのある鉢へ。ほっくりとしたお魚の身を煮汁につけて、熱々ごはんにのっけて食べれば至福の味わい。

suzune(すずね)銘々鉢 白磁を使った煮魚定食イメージ

程よい深さと広さがある、suzune(すずね)の銘々鉢。今回は白磁をセレクトしてみました。
メインのうつわを白磁にした代わりに、その他のうつわは秋らしさを感じられる落ち着いた色合いでセレクト。うつわのカラーを選ぶときのコツは、料理と同系色(画像の左上参照)にするか、思い切ってまったくの反対色(画像の右上参照)にするか、じゃないかな~と個人的には思います。
こちらの定食の中ではsuzune(すずね)のアイテムを3色セレクトしているのですが、同じデザインでもカラーが異なると印象が変わりますよね。

輪花をモチーフとした細やかな線刻が施されている銘々鉢。程よい深さと広さがあるため、鉢の中で煮魚の身を崩しやすく、煮汁に絡めつつ食べることができます。

深山の飯椀の中でダントツの人気を誇るnest(ネスト)よりMサイズをセレクト。手のひらにちょうどおさまるよいサイズ感。

ちょっとした副菜を盛り付けるのに重宝する、とんすい風のデザインの小鉢。和でも洋でも使えます。

焼き物における伝統色のひとつ、黄瀬戸をイメージした優しくやわらかい風合いのカラー。調味料などを入れても。

春先にたくさんのご注文が入るカラーですが、秋でも使えます!

和風ハンバーグ定食

cavea oval(カーヴェア オーバル)20cm楕円浅皿 黒×白にハンバーグを盛り付けた定食イメージ

ハンバーグというと洋食器のイメージがありますが、和風ハンバーグであればお箸で食べてもOKです。大根おろしやソテーした野菜なども添えて、サッパリと。
副菜に秋の味覚、かぼちゃの煮物を添えて。お味噌汁やサラダにも野菜をたっぷりと使えば栄養バランスもよくなりますよ。

cavea oval(カーヴェア オーバル)20cm楕円浅皿 黒×白にハンバーグを盛り付けた定食イメージ

窯変釉同士を掛け合わせたオーバルプレートは、色合いが落ち着いているので意外と使いやすいんです。絵柄がついていなくとも、存在感をしっかりと発揮。余白があるので、お皿の上で和風ハンバーグを切り分けるのも簡単にできますよ。

肉料理を定食スタイルでいただくなら、大きめのプレートをチョイスしたいところ。カーヴェア20㎝楕円浅皿はメインを盛り付けるのに程よいサイズ感でありながら、楕円形のお皿は場所を取らないため、副菜の小鉢やお茶碗をバランスよく配置できます。

日本を代表する工業デザイナー、柳 宗理がデザインした飯碗。静謐を湛えた佇まいは、多くを語らない美しさがあります。高台は持ちやすく、丸みのある胴体はよく手になじむようデザインされており、妥協を許さない柳宗理のこだわりを感じられる逸品です。

小鉢と小皿の中間くらいのお皿です。かぼちゃの煮物といった大きめの具が使われている副菜も安定して盛り付けることができます。

ナッツボウルという名前のとおり、おつまみのピーナッツをいれるのにぴったりなボウル。小鉢よりも一回り大きく作られており、一人前のサラダに丁度良いサイズです。

秋らしい黄瀬戸カラーの箸置きです。表面に施された細かなレリーフが涼やかな秋の風を感じさせます。

まぐろ丼定食

mizu-mizu(瑞々)茶漬碗 青白にまぐろ丼を盛り付けた定食イメージ

定食というと、お膳にごはんとお味噌汁、そしてメインのおかずと副菜を並べるのが定番ですが、なにも決まりきったルールがあるわけではありません。自分の好きなお料理を並べられることがおうち定食の一番の魅力です。今日のメインは贅沢なマグロ丼。マグロをのせた贅沢な海鮮丼に、さっぱりとしたきんぴらごぼうとひじきの和え物を並べた和定食メニューです。

mizu-mizu(瑞々)茶漬碗 青白にまぐろ丼を盛り付けた定食イメージ

色々なお料理を並べたかったので、どんぶりは小さ目のどんぶりをチョイスしました。副菜には3品に、色鮮やかな小皿を並べて彩りをプラス。形状の違う小皿を並べるだけでも食卓に変化がついて華やかになります。

瑞々の茶漬け碗はお茶を注いでも溢れないように筒形の形にデザインされましたが、海鮮を盛り付けてると具がこぼれにくくて使いやすいのです。そのほかにも山芋やいくらの丼にもおすすめです。

秋は黄や茶系の器が多くなりがちですが、差し色として鮮やかな青い小皿に盛り付けると、食卓があか抜けた雰囲気になります。紺釉の爽やかなブルーがきんぴらを引き立てます。

あと一品何か並べたいときに重宝するのが瑞々木瓜長皿4寸です。伝統的な和食器のかたちをベースにつくられたこのお皿は、どんな副菜でも盛り付けるだけで様になります。

柳宗理がかつてデザインしたしょう油差しを、現代のライフスタイルに合わせてリサイズした一品。どこか懐かしさを感じる風合いが定食スタイルの食卓にぴったりです。おしょう油はもちろん、ソースや調味料にもお使いいただけます。

深山のロングセラーの箸置きといえばこのネストの箸置き。コンパクトでかさばらない・お箸が置きやすい・使いやすいシンプルなデザインの3拍子が揃った人気の箸置きです。


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岐阜県瑞浪市。三市からなる美濃焼産地の中でも磁器、特に白磁の製造に特化したこの地区に深山はあります。
昭和中後期、世界の工場として欧米の洋食器ブランドの依頼に対し上質な白磁の洋食器を供給した時代に培われたものづくりの基礎。
私たちは、それら受け継いだものを基に、現代の暮らしに寄り添った丁寧な道具としての器を作っています。
製造や製品、使い勝手に関するお問い合わせなどございましたらお気軽にお問い合わせフォームよりご連絡くださいませ。

Mizunami City, Gifu Prefecture.
Miyama is located in the Minoyaki producing area consists of three cities where porcelain, especially white porcelain is produced.
Foundation of manufacturing that was fostered during the middle and late period of Showa era when western style white porcelain tableware was provided, having received orders from the European and American tableware brand companies.
We are producing tableware as a gracious tool suitable for contemporary life associated with what we have inherited.
Please feel free to make inquiries to us about production, products and usability.

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