色が違うと雰囲気もガラリと違う(2023年12月13日)
leafy(リーフィ)という深山に昔からある形状のお皿を、窯変釉で施釉してみました。
秋の落ち葉をイメージして、寂からしという釉薬で塗ってみたところ、まるで本物の落ち葉のような風合いになった!
カタログではカラメルとかブラウンなどど表記されているカラーです。単なる茶色ではなく、ちょっと伊羅保焼みたいなフツフツとした模様が自然と表れる釉薬になっています。表情がある釉薬です。
よく焼ける部分(お皿のフチなど)はこげ茶色になるので、葉っぱのラインがクッキリと浮かび上がっていますね。
こちらはモスグリーンで施釉したものです。これも寂からしに表情は似ているかなあ。奥行のある色ムラがよき。
ちょっと色が濃いめなので、秋冬に見かける緑の葉っぱって感じに仕上がった。夏の葉っぱだったら、もうちょっと明るい緑色か透明釉のほうがいいかも知れないです。
もともとはこういう白磁のお皿でした。昔は食器って白いのが基本だったんですけど、今はいろんなカラーや模様のものがありますよね。深山も創業当初は白いうつわを作り続けていましたが、時代の変化に伴い現在はカラー釉のお皿もたくさん製造しております。でも、それも白いうつわを作っていたからこそできるのです。
基本がきちんと白いうつわ(白磁に特化した土と技術)なので、その上にのせる釉薬も綺麗に発色してくれます。
最近ですと、ふるさと納税のBEAMSコラボ商品にて、leafy(リーフィ)の一番大きなサイズのお皿が活躍してくれています。こんなに大きなお皿、個人のお客様が買ってくれるかしら?と不安でしたが、いざ販売が始まると一番先にご注文が入りました。ありがたい、ありがたい。逆に今の時代だからこそ、大きなお皿が新鮮なのかな?
ちなみに、ふるさと納税の商品では伝統の織部釉を施しております。
商品戦略室
渡辺
★過去の投稿はこちら(※外部サイトへ移動します)