2023年01月

2023年1月の記事

2023みずなみ焼新春見本市・2日目

2023みずなみ焼新春見本市・2日目(2023年1月11日)

2023みずなみ焼新春見本市・2日目

2023みずなみ焼新春見本市、2日目のレポートです。
今年は珍しく、土曜日開催となってしまったので「いつもよりお客さんも少ないかな~」なんて思っていたのですが、いつもと同じ、いえ、それ以上の数のお客様に足を運んで頂き、2日目もバタバタしていてあっという間に終わってしまいました。

2023みずなみ焼新春見本市・2日目

名古屋や東京、大阪など遠方からいらっしゃるお客様にとっては、むしろ土曜日は好都合のようでした。
(※普段は平日開催のため、地元のお客さんが多いのです)
スタッフが順番にお昼を食べに行ったのですが、常にお客さんがいっぱいなので、いつ抜ければいいのやら…という感じで、もうバッタバタです。

2023みずなみ焼新春見本市・2日目

新春見本市にあわせて深山が準備した、新商品のご案内となります。

luonto(ルオント)
フィンランド語で「自然」という意味を持つ、ルオントシリーズ。まるで手作りのような、ゆらぎのあるフォルムが特徴です。キッチリとしている、切立タイプの器はたくさんありますが、ちょっと不格好な、自然に任せた形をしている器はカフェシーンでご利用いただいたり、おうち使いにオススメ。

2023みずなみ焼新春見本市・2日目

実はこちらのルオントは復刻となります。もともと、白磁のうつわとして2002年に深山で誕生したJ white 丸がベースとなっているのです。その白色に加えて、今回新たにパープルとグレーを追加いたしました。
パープルは個人的には好きなカラーなんですが、釉薬として扱う際はあまり安定せず、深山のオリジナル商品としてはこれまで採用してこなかったカラーなのです。でも!今だからこそ、そういう難しいカラーに挑戦したい!と思い、企画会議で頑張って提案した結果、商品化が決定しました~!やった~!
また、グレーは青っぽいグレー、ベージュっぽいグレーはあったけれど、定番のグレーってやった事がなかったよね、ということで、こちらも釉薬屋さんと相談して、イチから作って頂いた深山のオリジナルグレーとなっています。

2023みずなみ焼新春見本市・2日目

これは昔のJ white 丸の大鉢です。白磁のうつわあってこその深山ですが、やはりトレンドなどを意識しつつ、新しい事にも挑戦していきたいので、今回は新色追加という形で復刻させてみました。いかがでしょうか?
見本市の会場では他社さんでパープルを展開しているところがなかったからか、深山ブースの中では多くの方に「いい紫色だねえ」と褒めて頂けて、とってもとっても嬉しかったです。

2023みずなみ焼新春見本市・2日目

mimosa(ミモザ)
こちらも復刻となります。2004年に誕生したうつわですが、長く深山に在籍している従業員でも、なかなかこのうつわを知っている人は少ないんじゃないかな…。すでに廃番となってしまった商品なのですが、型が倉庫に残っているのを発見し、試しにサンプルを作ってみたところから新春見本市への出品が決まりました。

2023みずなみ焼新春見本市・2日目

あまりにも古すぎて当時のデータがほとんど残っておらず(詳細を手書きで記した紙は残っていた…)、試行錯誤をしながらいろんな釉薬や加飾を試してみました。やはり、ミモザ=イエローのイメージが近いので、黄色系の釉薬を一通り試してみたのですが、透明な釉薬だとレリーフが綺麗に出たり、マットな釉薬だと可愛いけれど野暮ったい雰囲気になったりして、焼いてみないとわからないものだなあ、と私自身もすごく勉強になりました。
ミモザはまだ実際に商品化するかどうかは決まっていないので、サンプルをお渡ししたお客様の反応を見てみたいと思います。

2023みずなみ焼新春見本市・2日目

plue(プルー)
ディナーセットのラインという位置づけのプルーに、コーヒー カップ&ソーサーよりもさらにひとまわり小さい、デミ カップ&ソーサーを追加しました。こちらは新形状となります。

2023みずなみ焼新春見本市・2日目

なかなか、ご家庭でディナーセット一式をそろえるのは難しいと思うのですが、プルーは業務用食器としてホテルやレストランでもご利用頂いております。で、外国人のお客様にもお使い頂く機会が多い事から、デミサイズはないの?とたまに聞かれていたのです。海外ではあって当たり前なアイテムなんですね~。
エスプレッソなどを主に飲む時に使われます。もちろん、おうちでもちょこっと飲みたい時にあると便利なサイズ感ですよ。

2023みずなみ焼新春見本市・2日目

楽(がく)
繊細な文様を線で彫刻した、楽の小皿よりさらに小さめサイズの、豆皿を追加しました。豆皿っていくつあっても困らないですよねえ。可愛いので私もついつい、何枚も集めてしまいます。

2023みずなみ焼新春見本市・2日目

薬味などをのせて使うだけではなく、大きなお皿にたくさん並べてワンプレートにしてみたり、アクセサリーをのせて小物入れとして使うこともできちゃいます。

2023みずなみ焼新春見本市・2日目

茶白(ちゃはく)
宝瓶急須よりも少し大きめサイズの、ポットを新規で追加しました。新春見本市まで全然時間がありませんでしたが、めちゃめちゃ頑張って型から準備しました。大変だった。
深山ではポット関係は排泥鋳込みでつくっていますが、おかげさまで沢山のご注文を頂いている状況なので納期が結構かかってしまうのです。そこで、圧力鋳込みでもつくれるポットがあったら便利なんじゃない?というアイディアをヒントに、ハンドルをつけて誕生したのがこちらのポットとなります。うーん、まさにアイディア商品。
会場で「圧力でつくれるポットなんですよ~」とご紹介すると、「へ~!」と驚かれるお客様がとっても多かったです。

こんな感じで、無事に今年の新春見本市を終えることができました。
後片付けをしつつ、サンプル準備に追われている私たちですが、よりより商品を皆様にお届けできるよう頑張っていきますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。

商品戦略室
渡辺

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