うつわリポート

毎日の暮らしに、新しい提案のあるうつわのご紹介です
Introducing a container with new proposals for everyday life

うつわリポート「食を彩るアクセント」楽-がく(gaku)シリーズに豆皿が登場

うつわリポート「食を彩るアクセント」楽-がく(gaku)シリーズに豆皿が登場

◆ 小皿よりもさらに小さな、豆皿が登場しました


食卓を彩るアクセントとなる、楽(がく)シリーズの小皿。
前菜の前に振る舞われる一口サイズの一品・アミューズの器として開発されました。ここ数年の豆皿ブームもあり、深山がつくる小皿の中でも高い人気を誇っています。

そんな楽(がく)シリーズに、新たに豆皿が追加されました。小皿よりもさらに小さなサイズです。
醤油や塩などの薬味をのせるうつわとして、漬物など添え物をのせるうつわとして、箸置きも兼ねたうつわとして。これまでの小皿に加えて、さらに使い道が増えました。

コロナ禍による行動制限も緩和され、以前のような活気が戻りつつあります。
業務用のうつわの引き合いが増えるなか、ホテルや旅館のビュッフェなどで「大皿に並べやすいサイズの豆皿が欲しい」というお声を数多く頂いたことも、豆皿を開発するきっかけとなりました。
楽 豆皿は、深山の「アミューズ」の幅を広げるために開発したうつわです。

楽(がく)シリーズの商品はこちら

◆ こんなところにこだわって楽 豆皿を開発しました


楽の豆皿を開発するにあたり、まずは「サイズをどうするか?」というところからスタート。
一般的に豆皿は3寸(約9cm)程度のサイズのお皿のことを指すのですが、楽の小皿がすでに約10cm程度あるのです。並べた時に一目で豆皿だとわかるサイズがいいよねということで、思い切ってかなり小さなサイズにまで縮小させました。箸置きをのぞけば、深山がつくるうつわの中では最も小さなサイズのお皿になると思います。

それゆえに、単にサイズを縮小しただけでよいのかというと、そうではありません。ちゃんとうつわとして使えるように、深さにもこだわりました。

型屋さんにも何度も足を運び細かい調整をして頂きました

また、楽の小皿には繊細なレリーフが施されているのですが、そのままサイズを縮小してしまうと模様が潰れてしまってレリーフの美しさが際立ちません。そこで、全体的にサイズは縮小しつつも、それぞれの模様がきちんと表れるように、線の細さや深さを何度も何度も調整しました。
繊細なレリーフに釉薬が溜まることで、微かに紋様を浮かび上がらせています。レリーフに釉薬が溜まってできる濃淡は光のもとでより陰影がはっきりと濃くなり、控えめながらも料理を印象的に引き立てます。

楽 豆皿

素焼の豆皿はこんな感じ

ホテルやレストランで使われる事を想定し、何枚も重ねても安定感があるような形状に仕上げています。
食洗器でまとめて洗ったり、収納する時にとても便利です。

◆ 全4種類の形状を紹介します

楽小皿、楽豆皿は日本に古くから伝わる紋様をモチーフにしたレリーフが線刻されています。

雪花

雪花雪の結晶を花(華)に見立てた、雪花は着物や茶碗の模様として用いられるほど、人気がある文様です。
うつわの形状が雪輪となっており、その中に雪花が線刻されています。
テーブルにたくさん並べると、雪が降っているみたいで可愛いらしいです。

八稜鏡

八稜鏡本来、八稜の形は対称的構図をとる文様表現であり、中国・唐の鏡の様式であるとされています。
鏡紋、鏡裏紋と呼ばれる紋様は、神事や祭司に使われた鏡をモチーフとしており、魔除けの意味を持つと言われているのです。

桔梗

桔梗万葉集にも登場する桔梗は、秋の七草のひとつに数えられています。
また、深山がある岐阜県瑞浪市の花には、瑞浪市が美濃源氏土岐氏発祥の地であることからその花紋の「キキョウ」を制定しているんですよ。

木瓜

木瓜木瓜紋の由来は諸説あるのですが、その名の通り瓜の断面を紋様化したとする説や、子孫繁栄を意味する鳥の巣を紋様化した説などがあるんだそうです。
一見、ちょっと複雑そうな形に見えますが、実は意外と使いやすい形だったりします。

◆ 楽 小皿と組み合わせてお使い頂いても


複数のお皿を使う時に気になるのは、それぞれのお皿同士の相性です。デザインが違うお皿を並べて使うとテーブルコーディネートに統一感がなくなってしまい、お皿が悪目立ちしてしまいます。

うつわリポート「食を彩るアクセント」楽-がく(gaku)シリーズに豆皿が登場

いつものお惣菜がちょっとオシャレになります

楽 小皿と豆皿はサイズが違う2種類の器ですが、どちらも同じデザイン、同じ釉薬で揃えて作られているため、統一感を出すことができます。
好きなデザイン、サイズで組み合わせてテーブルコーディネイトを楽しんでくださいね。

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岐阜県瑞浪市。三市からなる美濃焼産地の中でも磁器、特に白磁の製造に特化したこの地区に深山はあります。
昭和中後期、世界の工場として欧米の洋食器ブランドの依頼に対し上質な白磁の洋食器を供給した時代に培われたものづくりの基礎。
私たちは、それら受け継いだものを基に、現代の暮らしに寄り添った丁寧な道具としての器を作っています。
製造や製品、使い勝手に関するお問い合わせなどございましたらお気軽にお問い合わせください。

Mizunami City, Gifu Prefecture.
Miyama is located in the Minoyaki producing area consists of three cities where porcelain, especially white porcelain is produced.
Foundation of manufacturing that was fostered during the middle and late period of Showa era when western style white porcelain tableware was provided, having received orders from the European and American tableware brand companies.
We are producing tableware as a gracious tool suitable for contemporary life associated with what we have inherited.
Please feel free to make inquiries to us about production, products and usability.

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