うつわリポート「暮らしを楽しむ、道具としてのうつわ。」EP.5 oreille(オレイユ)
料理を盛り付けるだけではなく、道具として使える深山のうつわ。
深山食器店・うつわリポートのシリーズ連載、「暮らしを楽しむ、道具としてのうつわ。」と題して、ご紹介していきたいと思います。
第5回目は、oreille(オレイユ)です。
このシリーズのタイトルの通り、深山では数々の「道具としてのうつわ」を製造していますが、oreille(オレイユ)はまさにその代表的な製品と言えるでしょう。
自分好みにもうひと手間。そんな時にあると便利なうつわ達。
oreille(オレイユ)フランス語で「耳」という意味を持ちます。
シリーズ全アイテム、どれもちょこんと可愛いらしい耳がついている形状が特徴的です。でもこれは可愛いらしさを追求したデザインではなく、道具として使いやすくあるよう機能性を重視した上で計算されたデザインなのです。
耳、つまりこの取っ手がある事で、持ちやすく、滑りにくい。サッと作業をしたい時にすごく便利。
食卓を彩る料理に、あと少しだけ…自分好みのひと手間を加えたい時に、oreille(オレイユ)が大活躍します。
食器?それとも、調理器具?
ところで、oreille(オレイユ)は食器なのか。それとも、調理器具なのか。
答えはそのどちらも兼ね備えている、機能性のあるうつわ。調理器具として使うのはもちろん、そのまま食卓に並べておいても決して違和感のない形状と色合い。
ちょっとしたものであれば、そのまま小皿代わりに食器として使う事もできるのです。
それでは、oreille(オレイユ)シリーズの全アイテムをひとつずつご紹介していきたいと思います。
すだち搾り
oreille(オレイユ)すだち搾り
焼き魚や唐揚げなどなど、お料理に爽やかな酸味をプラスしたい時に。すだちだけではなく、レモンやかぼすなど柑橘の果汁を搾りたい時にあると便利なすだち搾りです。
すだち搾りからそのまま直接お料理に果汁をかけてもよいですし、同シリーズのピッチャーにまとめてドレッシングを作ってもよいですね。
おろし小皿
oreille(オレイユ)おろし小皿
ニンニクや生姜など、あとちょっとだけ足したいなあ…というお好みの素材を自分の手元でおろせる、おろし小皿。大人数で食事をする場合は、それぞれ味付けに好みがありますので、気兼ねなく自分の分だけを用意することができます。おろし小皿の中心部分ですりおろし、すりおろしたものは周囲の溝に落ちる構造になっているので、お料理にもかけやすいです。
豆皿
oreille(オレイユ)豆皿
おろし小皿とほぼ同じサイズの豆皿です。こちらは特に突起があるとか、特徴的な形状ではなく至って普通の豆皿です。でも結局こういうシンプルな豆皿が一番使いやすいのです。
パクチーやミョウガなどの薬味入れに、塩や胡椒などの調味料入れに、オイルや醤油など液体のものを入れて醤油皿の代わりに。とにかく、なんにでも使えます。
ごま擦り鉢
oreille(オレイユ)ごま擦り鉢
ゴマは食べる直前に擦ると風味もよく、また酸化しやすいので食べられる分だけを食べる直前に擦るのがベストです。そのまま薬味として使うもよし、ドレッシングに混ぜてもよし。
自分で擦るから、ツブツブ具合などを調節できるのもよいですね。
ピッチャー
oreille(オレイユ)ピッチャー
横幅は他アイテムとほぼ同じですが、深みがある形状が特徴です。写真のように、ヨーグルトやシリアルなどはそのまま盛り付けて食器としてお使い頂けます。また、ソースやドレッシングなどを入れて、食卓に出せば調理器具としても活躍すること、間違いなし。
oreille(オレイユ)ピッチャーは同シリーズの他アイテムとも相性抜群!
例えば、すだち搾りと組み合わせて使えば、自作のドレッシングも簡単に作れます。ピッチャーの中で味の調整をしたり、分量の調整をすることができますよ。
さらにごま擦り鉢で擦った香ばしいゴマを加えれば、風味も栄養価もアップ!
全アイテム、スタッキングが可能です
oreille(オレイユ)の全アイテムはすべてスタッキングが可能となっており、5つのアイテムをひとつにまとめてスッキリと収納ができます。搾る・擂る・おろす・注ぐ・溜める。これらの調理作業は、oreille(オレイユ)シリーズがあれば全て叶います。
食器棚の中でも場所を取らず、調理の際にはこのセットを取り出すだけでOKなんです。
他のうつわとの相性も抜群!スッと日常に溶け込むデザインです
道具として使える、機能的なうつわなのに主張しすぎない形状と色合いがオススメです。
こちらはとある朝食の風景。トーストが主役となっている、洋風な朝食ですが違和感なくoreille(オレイユ)のアイテムが溶け込んでいます。もちろん、和食のシーンでもOK。個人的に、うぐいすカラー(淡いグリーン)はアジアな雰囲気の食卓にも合うんじゃないかなあ、と思います。
いかがでしたか?
調理器具としてしか使えないと、収納場所がかさばったり別に必要ないかな…と思うかも知れませんが、食器としても使えるのであれば一石二鳥。あると便利なoreille(オレイユ)、一度に全て揃えるのが大変な場合は、まずはひとつ気になるアイテムから使ってみてくださいね。
シリーズ連載「暮らしを楽しむ、道具としてのうつわ。」について
深山では日々、様々なうつわを製造しております。うつわと言えば、多くの方が料理を盛り付ける食器を主に思い浮かべることでしょう。ですが、深山のうつわの中には食器のようであって食器ではない、道具としてのうつわが数多く存在しています。
料理を盛り付ける以外の使い道がある事で、日々の暮らしが「ちょっと」楽しくなります。
いつまでも使い続けたい生活道具としてのうつわ、私たちの日常生活に溶け込むうつわ。そんな深山のうつわを、「暮らしを楽しむ、道具としてのうつわ。」シリーズとしてご紹介していきたいと思います。
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岐阜県瑞浪市。三市からなる美濃焼産地の中でも磁器、特に白磁の製造に特化したこの地区に深山はあります。
昭和中後期、世界の工場として欧米の洋食器ブランドの依頼に対し上質な白磁の洋食器を供給した時代に培われたものづくりの基礎。
私たちは、それら受け継いだものを基に、現代の暮らしに寄り添った丁寧な道具としての器を作っています。
製造や製品、使い勝手に関するお問い合わせなどございましたらお気軽にお問い合わせください。
Mizunami City, Gifu Prefecture.
Miyama is located in the Minoyaki producing area consists of three cities where porcelain, especially white porcelain is produced.
Foundation of manufacturing that was fostered during the middle and late period of Showa era when western style white porcelain tableware was provided, having received orders from the European and American tableware brand companies.
We are producing tableware as a gracious tool suitable for contemporary life associated with what we have inherited.
Please feel free to make inquiries to us about production, products and usability.