食器をOEMで作りたいと思ったら:01(2022年11月15日)
深山ではオリジナルの製品のほか、企業様よりご依頼を受けたOEMの製品も製造しております。
OEMとは、Original Equipment Manufactureを略した言葉です。
Original=本来の
Equipment=製品
Manufacturere=製造業者
日本語に訳すると、他社ブランドの製品を製造すること、相手先ブランド製造、などという意味を持ちます。
デザインや形状を新規でイチから作るケースもありますが、今回は比較的コストや手間がかからない、釉薬の色替えについてちょっと綴ってみようかな、と思います。
このブログにも何度か登場している、hoyara(ほやら)のケーキ皿です。使いやすいので私も大好きなお皿のひとつ。
ですが、なんだかちょっと見覚えのないお皿が紛れているような…?
そうなのです。深山のオリジナル、hoyara(ほやら)のケーキ皿は白磁の製品なんですね。このお皿のデザインを気に入ってくださり、白磁ではない他のカラーで作ってみたい!というお客様からのご依頼を受けて、OEM製品として製造を行います。
これらはサンプルの一例なのですが、同じデザインのお皿でも釉薬の色が異なるだけで、全くガラリと印象が変わってしまうので面白いですね。また、単純に色が違うだけではなく、釉薬の持つ質感によっても、仕上がりが変わってきます。
例えば、薄い紫色の釉薬はつやつやしている質感なので、まるで宝石のようなキラキラとした可愛いらしい感じのお皿になりました。マットな質感のホワイトの釉薬をかけると、同じ白色でもツヤのある白磁とは印象が異なります。お皿のフチにある、ドットのレリーフも少し控え目な感じになりました。
使い込んだ革製品のような茶系の釉薬をかけたお皿は、逆にドットのレリーフがくっきりと浮びあがり、味のあるアンティーク風に仕上がります。
手に持っているのが、深山オリジナルの白磁のhoyara(ほやら)ケーキ皿です。違いがわかりますでしょうか?
OEMで食器を作ってみたい!というお客様のために、こんな感じでカラーのサンプルを作成しております。釉薬を塗った段階では想像しにくいのですが、これを窯に入れるとなんと紫色になります。不思議ですよね。
写真は入社してすぐの頃、初めて施釉をした時のものです。今はちょっとだけ上手になりました(笑)。
オリジナルの食器を作ってみたいけれど、うちに窯なんてないしな…とお悩みの方は、まずはお話だけでも聞かせてもらえませんか?ご予算に合わせて様々なご提案が可能ですので、お気軽に食器のOEMについてお問合せくださいね。
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商品戦略室
渡辺
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