うつわリポート

深山の開発担当者による、うつわ深堀り解説。普段は何気なく手に取るうつわにも、実はたくさんの技術やこだわりが詰め込まれています。もっとうつわのことが好きになったり、知りたくなったりするきっかけになればうれしいです。

「食後のひとときに 定番のデミタスを」Plueデミタスカップ&ソーサー

「Plue デミタスカップ&ソーサー」6/12日より新発売


■ルーツはレストランディナーのあとのひとときの器

■幅広いシーンに使える定番のかたち

フチの作りによって口当たりが変わるといわれているコーヒーカップ。Plueシリーズのフチは薄く広がった形状です。

レストランのコース料理に欠かすことのできないデミタス。Plueデミタスカップはテーブルウェアの定番のかたちとして誕生し、洗練されたシンプルなデザインによって幅広いシーンでお使いいただける器となりました。

デミタスカップとは?

デミタスカップとはレギュラーカップの約半分の容量を淹れられるカップのことです。19世紀後半のヨーロッパで盛んにつくられたデミタスカップは、おもに食後に供されるコーヒーのうつわとして親しまれてきました。

フランス料理ではコース料理の最後に、口に残った油分を取り除くために小ぶりのカップに濃いコーヒーで締めくくるというのが定番とされています。

デミタスは食後に飲むお茶のようなもの。小ぶりなカップは食後の胃に負担をかけないというメリットも。

小さなカップと聞くと、エスプレッソを想像される方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?一般にエスプレッソは、エスプレッソマシンを使って高濃度に抽出したコーヒーの総称であるのに対して、デミタスはゆっくりとドリップすることで風味を濃く引き出したコーヒーと言われています。ネルと呼ばれる布製のフィルターに一滴ずつ時間をかけて淹れられたデミタスは、コーヒー豆のコクと深い香りを堪能することができます。


■容量は80cc

※画像は8分目の容量です。(満水時:コーヒーカップ180cc デミタスカップ100cc)


■カラーは2色

左:白磁/white
右:窯変鉄くろ釉/iron black(reactive)

■オールマイティーに使える定番カラー【白磁】

光沢感のある白磁はシーンを限定しない使い勝手のよい定番アイテム。ホテルライクな雰囲気は来客時のおもてなしにも使いやすくおすすめです。


■金属の風合いを残したこだわりの黒いろ【窯変鉄くろ釉

金属風の錆びた表情が特徴的な窯変鉄くろ釉はマットな質感でなめらかな口当たり。アンティークな雰囲気を漂わせるこちらの釉薬は、カフェや喫茶店といったぬくもりのある空間と相性の良いカラーです。


■プルーシリーズについて

シンプルなフォルムに、定番のサイズ感。積み重ねがしやすくコンパクトに収納できます。プルーシリーズは下記の画像からご覧いただけます。

関連記事一覧