うつわリポート

深山の開発担当者による、うつわ深堀り解説。普段は何気なく手に取るうつわにも、実はたくさんの技術やこだわりが詰め込まれています。もっとうつわのことが好きになったり、知りたくなったりするきっかけになればうれしいです。

うつわリポート「プロが選ぶうつわ」vol.4 アメリカンダイナー編

うつわリポート「プロが選ぶうつわ」vol.4 アメリカンダイナー編

プロユースのうつわとは?

うつわリポート「プロが選ぶうつわ」vol.4 アメリカンダイナー編

ホテルや旅館、レストランなどでの使用にも耐えうる、強度や美しさを持つうつわ。いわゆる業務用食器のことを、プロユース食器と私たちは捉えています。
通常は問屋さんなどを通じて大量注文を頂く事が多いのですが、昨今は個人の方が家庭使いをするために購入されたり、チェーン店ではなく個人経営規模の飲食店さんがオープンに合わせてご注文を下さる事が増えてきました。
そこで、深山のうつわの中から「こんなタイプの飲食店にオススメ」といううつわをピックアップし、こちらのシリーズ連載「プロが選ぶうつわ」でまとめていきたいと思います。

第4回目は「アメリカンダイナー編」です。
フレンチやイタリアンとも違う、洋食器。どちらかと言えばカジュアルな要素が強いダイナー風の食器を集めてみました。日本ではあまりなじみがないかもしれませんが、アメリカではポピュラーなダイナー。もともとは簡易食堂、食堂車を意味する用語ですが、アメリカの大衆的な食堂(レストラン)をアメリカンダイナーと言います。また、そんなアメリカンダイナーをイメージした飲食店も増えてきており、どこかレトロな雰囲気のある食器をセレクトしているお店も。
業務用としてお使いいただくのはもちろん、おうちでもダイナー風な食卓を演出してくれる深山のうつわをご覧ください。

シリアルやベーコンつきの目玉焼きで朝食

うつわリポート「プロが選ぶうつわ」vol.4 アメリカンダイナー編

アメリカには朝食専門のダイナーもあるんだそう。オムレツや目玉焼きなどの卵料理に、ウインナーやベーコン。トーストにサラダ、シリアルなどなど朝から盛りだくさんな内容の朝食を楽しめるのが、アメリカン・ブレックファストなんです。海外旅行に出かけた際に、ダイナーで朝食を楽しまれる方も多いのではないでしょうか?
plue(プルー)のシリーズには、様々なサイズや形状がそろっているので、このシリーズだけで朝食を楽しむことができます。

24cmのミートプレートには、トースト・サラダ・目玉焼きなどいろんなものを盛り付けて、ワンプレートのように提供することが可能です。本場のダイナーのメニューなどを見てみると、お皿から溢れんばかりに大量に盛り付けているダイナーもあるみたい。大き目サイズの24cmプレートに、好きな食材を自由にのせてみてください。

うつわリポート「プロが選ぶうつわ」vol.4 アメリカンダイナー編

健康的な朝食にはかかせない、シリアルやヨーグルトは15cmシリアルボウルに。文字通り、シリアルなどをすくいやすいような深さ、形状を計算してつくられているうつわです。

朝食用として使う以外には、アイスクリームやゼリーなどのスイーツを盛り付けてつかうこともできるんですよ。プレートにのせきれなかったサラダを入れたり、スープボウルにしても。

こちらはパスタボウルなのですが、朝食時に使うこともできるうつわです。ダイナーのメニューには、ベーコンにたっぷりのメープルシロップ、みたいな甘じょっぱい味付けの料理も多いので、シロップやソースなどをたっぷりとかけて食べたい料理はあらかじめ深さとリムのあるこのパスタボウルを使うのもひとつのアイディアだったりします。

ハンバーガーのワンプレート

うつわリポート「プロが選ぶうつわ」vol.4 アメリカンダイナー編

ダイナーのメニューでパッ!と思いつくのは、やっぱり巨大ハンバーガーなのではないでしょうか。日本ではまず考えられないほどの大きさのハンバーガーに、熱々のフライドポテト、ピクルスなんかも添えてあったら最高ですよね。そんなハンバーガーのワンプレートを再現できるcadre(カードル)のプラターは、全部で4サイズありますが一番大きなサイズである31cmプラターをおすすめします。
昔からある、定番中の定番である楕円形のお皿。シンプルな白磁はもちろんですが、2025年にはカラフルなマット釉をまとった3色のプレートも仲間入りしました。

まずは使い勝手のよい白磁のお皿を1枚。そのあとに、お気に入りのカラーやサイズの楕円のお皿をそろえてみるのはいかがでしょうか?

使い勝手のよいオーバルプレートの特集はこちら。

過去のブログ記事でも、cadre(カードル)のプラターをご紹介しているのであわせてご覧ください。

朝食にも、おやつにも、やっぱりパンケーキ!

うつわリポート「プロが選ぶうつわ」vol.4 アメリカンダイナー編

なんとなく「女の子が好きそうなメニュー」という印象のあるパンケーキですが、アメリカのダイナーでは老若男女問わずみんな大好き!ダイナーだけではなく、パンケーキ専門店にも行列ができるほど。
luonto(ルオント)の24cmプレートは、まるでパンケーキのような自然な丸みを帯びている円形のお皿です。フチが少し立っているので、パンケーキにたっぷりとかかっているシロップや、トッピングのフルーツがこぼれてしまう心配もありません。同シリーズの小さなサイズのプレートには、ホイップクリームを別添えにしたりバターをのせてくださいね。

甘いドーナツに苦みのきいたブラックコーヒー

うつわリポート「プロが選ぶうつわ」vol.4 アメリカンダイナー編

ダイナーマグというと、厚みがありぽってりとしたフォルムが印象的なマグカップを思い浮かべます。残念ながら深山にはぽってりフォルムのマグカップがないのですが、肉厚なマグといえばこちらのlikes(ライクス)のマグカップです。もともと、ひとり時間を楽しむために開発されたこちらのマグカップ。ズッシリと重さはありますが、長く愛用できそうなデザインと丈夫さです。

甘いドーナツに苦みのきいたブラックコーヒー、なんて組み合わせはいかがでしょうか?

ミルクピッチャーなどのコーヒーまわりの小物も充実しているので、ぜひご覧くださいね。

アメリカンダイナー風のうつわ まとめ

今回のテーマであるアメリカンダイナー風のうつわ、いかがでしたでしょうか?深山に昔からある形状は、厚みや重さがあり安定感のあるうつわが多いです。現代のライフスタイルではちょっと使いにくいかな?と思われがちですが、丈夫なそのうつわは業務用として大活躍しています。1日に何度も使用されたり、食洗機にまとめて入れても割れにくく丈夫だからなんですね。なによりも、今の時代に使うからこそレトロ可愛い要素が詰まっています。おうちでアメリカンな食卓を演出する際にもぜひ使ってみてください。

シリーズ連載「プロが選ぶうつわ」について

一般のご家庭で使うだけではなく、飲食店やホテルなどの場面で使えるうつわ。深山ではそのどちらも製造しております。プロが選ぶうつわとは?また、プロにおすすめしたいうつわとは?
これまでとはちょっと違った視点で深山のうつわをご紹介していきます。

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岐阜県瑞浪市。三市からなる美濃焼産地の中でも磁器、特に白磁の製造に特化したこの地区に深山はあります。
昭和中後期、世界の工場として欧米の洋食器ブランドの依頼に対し上質な白磁の洋食器を供給した時代に培われたものづくりの基礎。
私たちは、それら受け継いだものを基に、現代の暮らしに寄り添った丁寧な道具としての器を作っています。
製造や製品、使い勝手に関するお問い合わせなどございましたらお気軽にお問い合わせください。

Mizunami City, Gifu Prefecture.
Miyama is located in the Minoyaki producing area consists of three cities where porcelain, especially white porcelain is produced.
Foundation of manufacturing that was fostered during the middle and late period of Showa era when western style white porcelain tableware was provided, having received orders from the European and American tableware brand companies.
We are producing tableware as a gracious tool suitable for contemporary life associated with what we have inherited.
Please feel free to make inquiries to us about production, products and usability.

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