ツバメの観察日記(6月~7月)(2023年7月5日)
6月26日
生まれたてのツバメの雛は、ホゲホゲとした産毛にくるまっているので、グレーな色合い。というか、黒いからだに白い産毛が生えているというか。基本的には親ツバメが餌を運ぶ瞬間しか顔を出してくれません。
親ツバメは、何度も何度も繰り返し餌を運びます。そんなに大きな虫を食べることが出来るのか…ってくらい、デカイ虫も運んできます。
6月28日
なんとか、ツバメの雛を撮影することはできないかしら…と、カメラ(スマホ)をかまえてツバメの巣の下あたりでジーッと待っていたら、なんだか不審者を見るような目で見られてしまいました。しょぼるん。
でも、毎回ここを通りかかるたびに立ち止まって巣を眺めたり、挨拶をしていたからなのか、ちょっと私のことを認識してくれるようになりました…!(気のせい)。前は人間の姿を見ると、ピュッと巣の中に隠れてしまっていたのに、最近はずっと顔を出しててくれるので写真を撮りやすくなったのです。
でもまあ、親ツバメは心配しながら、すぐそばで見守っていたんですけどね。
7月3日
さて、7月に入るとなんかもう急に大人ツバメみたいな見た目になりました。成長スピードが早すぎる。一瞬、見ただけでは親なのか雛なのかわかりません。しかも、なんか巣からはみ出しそうな子もいたりして。まさか、もう飛ぶ練習とかしているのでしょうか。そんなに早いの?ツバメの成長って。
ジーッとツバメの巣を見上げる不審者(私です)を見ながら、ヒソヒソ話をする2羽。
7月5日
そして、今朝の様子がこちら。幼い雰囲気は残るものの、もう完全にツバメです。くちばしの黄色と、顎からお腹にむかって赤くなっているところがカワイイ。
この巣の中には5~6羽ほどいたと思うのですが、ほぼ全員集合しています。思っていたよりも、鳴きません。親ツバメが餌を運んでくると、「自分にください~」と言わんばかりにアピールしながら鳴きますが、それ以外の時間はスンッ…て感じで、割と静かです。個体差があるのかな?
もうすぐ旅立つかと思うと寂しくもありますが、元気に巣だって欲しいのでそれまで観察を続けたいと思います。
商品戦略室
渡辺