月々特集11月「Sotlightが手掛ける、深山のイヤープレート2025」2024年
Sotlightが手掛ける、深山のイヤープレート2025
毎年、沢山のお客様にご好評を頂いている、深山のイヤープレート。いよいよ今年もご予約受付がスタートいたしました!季節的にも、クリスマスやお年賀などウィンターギフトとしてご注文くださるお客様が沢山いらっしゃる、深山の人気アイテムです。
2025年の深山のイヤープレートは「巳」。昨年の「辰」に引き続き、Sotlightのデザイナー・小池葉月さんがデザインを担当してくださいました。
Sotlightって?
sotlight(ソットライト)はデザイナー・小池葉月さんによるイラストレーション・ブランド。
主に紙ものやテキスタイルを軸に、日常に「そっと」光を灯せたらという気持ちを込めて描いています。紙や布もの雑貨が好きな人にも、想いをつなぐアイテムとしても、手にしたときに眺めて触って楽しんでいただけるようなものづくりを目指しています。
イヤープレートができるまで
昨年は深山のイヤープレートを担当するのが初めてだったこともあり、デザイナー・小池葉月さんのところまでイヤープレートのミーティングのためにお邪魔したり、逆に小池さんに深山がある岐阜県瑞浪市まで来て頂いたり…。リアルなやり取りが中心となっていました。
今年は2度目ということもあり、小池さんも少し慣れた感じではあったので、主にオンラインミーティングを中心にデザインを進めて頂きました。
2024年のイヤープレートを振り返ってみると、お皿を囲むようにチューリップが描かれていました。デザイナーである小池さんが得意としている、植物のモチーフです。その流れを汲んで、2025年もお花をポイントとして入れてみてはどうか、だとしたらどんなお花にしようか?と、小池さんとスタッフで候補をいくつか出しました。
どうしても、予約を開始するのが毎年11月になってしまうため、あまりにも春や夏を連想させるお花だと季節外れのような感じにもなってしまいます。かと言って、秋冬を意識しすぎると暗いイメージになってしまいがち。
一年中使えて、違和感なくデザインに溶け込む植物を求めて、調べものをする日々が続きました。
そしてしばらく間があいた頃。急に小池さんからデザイン案が私たちスタッフのもとへ届きました。
そこに描かれていたのは、巳年の主役である蛇となんとみかん!その後、オンラインミーティングでこのデザインの意図を小池さんに説明して頂き、私たちも「2025年はこれしかない!」と納得するのでした。
まず、蛇はあまりにもリアルだと「怖い」とか「気持ち悪い」というイメージになってしまうので、出来るだけ「カワイイ」感じのへびさんにしてもらうようあらかじめ小池さんにお願いしていました。その結果、リアル蛇に多い緑色や青色などは避けて、ちょっとピンクに近い赤色のへびさんに。
お皿のデザインを遠くから眺めると、赤いリボンや紐のようにも見えます。蛇は脱皮を繰り返して成長するため、再生の象徴とされています。そこから、無限・繋がり・(ご縁を)結ぶ、などのイメージにつなげてデザインにも落とし込みました。
みかんは日本古来の柑橘、橘(たちばな)です。白い花は初夏に咲きますが、常緑種なので冬もいきいきとしている印象。そこから、実と花を一緒に描きました。鏡餅の上にのっているみかんは、この橘なんですよ。これもまた「縁起がよい」に繋がり、時期的にもウィンターギフトに最適なのでは?ということで、採用となります。
デザインが決定したら、次は転写の作成です。
パソコンのモニターや紙に印刷したデザインだと思っている通りのカラーが出ているのですが、転写となるとそうはいきません。焼き上がったあとに「なんか違う…」というのはよくあります。毎年、深山がイヤープレートをお願いしている転写屋さんに今年も依頼をし、細かい微調整を繰り返していただきました。
当初、華やかな雰囲気にしたくて背景に薄い黄色を敷いていたのですが、いざ焼き上がってみるとなんかちょっと賑やかすぎるような。橙との色の区別がつきにくかったり、お花の色も見えにくかったりしたので最終的には白い背景に決まりました。深山が得意としている美しい白磁です。転写の色も白磁だからこそ、綺麗に映えています。
赤いへびさんは橘の花や実の間を行ったり来たり。
だんだんと奥から手前へと向かってきている奥行のあるデザインです。この、網掛けになっている橙の隙間から見えているへびさんの赤色。ここまでズレることなく綺麗に出すには、とても技術がいるんです。長いお付き合いのある転写屋さんだからこそ、こんなにも細かいデザインを忠実に転写にして下さいました。
また、赤いへびさんをよーく見てください。一見、リボンや紐のようにも見えますが平仮名の「み」が隠れているんですよ。
そこから着想を得て、裏面のデザインには巳年の「み」を強調したメッセージを入れてみました。
さて、深山のイヤープレートと言えばウィンターギフトです。今年も銀の森さんの美味しいお菓子をセットにしてお届けいたします。季節柄、クリスマスプレゼントやお歳暮にお使いいただくお客様も多いのですが、可愛いイヤープレートと美味しいお菓子を自分へのご褒美にと、自分用にお買い求めいただくリピーターさんもすごく多いんです。
銀の森と言えば、な、プティ・ボワがセットになっています。
miyama. ウィンターギフト 2025 特設ページはこちら
こちらは去年のイヤープレート、辰のデザインです。デザインを小池さんが担当されてから初めての1枚となりましたが、おかげさまで多くのご予約&ご注文をいただきました。これまでのイヤープレートもそうですが季節を問わず、いつでも使えることが出来るデザインを目指しています。
西暦が入っているので記念に購入される方も多いのですが、単純にデザインを気に入って普段使いようにとご注文あれるお客様も多いんですよ。
↑去年のイヤープレートが出来るまではこちらの記事をご覧ください
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岐阜県瑞浪市。三市からなる美濃焼産地の中でも磁器、特に白磁の製造に特化したこの地区に深山はあります。
昭和中後期、世界の工場として欧米の洋食器ブランドの依頼に対し上質な白磁の洋食器を供給した時代に培われたものづくりの基礎。
私たちは、それら受け継いだものを基に、現代の暮らしに寄り添った丁寧な道具としての器を作っています。
製造や製品、使い勝手に関するお問い合わせなどございましたらお気軽にお問い合わせください。
Mizunami City, Gifu Prefecture.
Miyama is located in the Minoyaki producing area consists of three cities where porcelain, especially white porcelain is produced.
Foundation of manufacturing that was fostered during the middle and late period of Showa era when western style white porcelain tableware was provided, having received orders from the European and American tableware brand companies.
We are producing tableware as a gracious tool suitable for contemporary life associated with what we have inherited.
Please feel free to make inquiries to us about production, products and usability.